タオルの寿命はどれくらい?買い替えの目安と長持ちさせるコツ
実家にいた頃はタオルってゴワゴワになったりちょっと薄くなってきても「まだ使える」とボロボロになるまで使うことが多くそれが当たり前でした。
でも、一人暮らしをしてふわふわタオルにこだわるようになり、ごわごわタオルの復活方法などを調べていて痛感しました。
タオルには寿命がある!ということを。
もったいないから、とついつい使い続けてしまうタオルですが、買い替え時を知ることで以前に比べてずっと快適にタオルを使えるようになりました。
そこで今回はタオルの寿命の見極めについて書いておきますね。
<目次>
劣化したタオルのデメリット
使い古したタオルの特徴はこの4つ↓
- 吸収力が落ち水を吸わなくなる
- ごわごわと硬くなり肌触りが悪くなる
- 嫌な臭いがしてくる
- 見た目が悪くなる
タオルは劣化してくると機能も使い心地も悪くなってきます。
タオルの寿命は?
タオルの寿命はタオルの素材や品質によって違います。
また、使用回数や洗濯回数、干し方によってもタオルのダメージは変わってくるので一概に「これがタオルの寿命」といえる基準はありません。
ただ、目安としては
「洗濯30回がタオルの寿命」といわれています。
この基準でいくと同じタオルを毎日洗濯して使うなら3ヶ月に1回、週に1回洗濯する使い方ならおよそ半年が換え時です。
でも、これはホテルなどサービスで人に使ってもらうタオルの交換の目安です。
なので、人目に触れない自宅のタオルなら好みにもよりますが洗濯100回くらいまでを目安にする人もいます。
タオルを買い換える目安
タオルの寿命の明確な基準はないんですが、タオルの換え時の目安になるものはいくつかあります。
生地が薄くなってきた
タオルのふわふわ感はタオルの表面にあるループ上の「パイル」が立っていることで感じられます。
そのパイルが少なくなりタオルの地が目立つようになるとタオルが薄くなってきて使い心地が悪くなります。
ゴワゴワしてきた
パイルが減ったり消耗してくるとタオルがふわふわになるように手入れをしながら洗濯してもふわふわ感が復活しません。
タオルを使った時に買ったばかりの頃のような感動がなく、「なんだか嫌だな」と感じたら買い替え時です。
黒いポチポチができている
タオルにできる黒いポツポツしたものは黒かびです。
カビができてしまったタオルを使い続けるのは衛生的によくないし、肌が弱い人は肌荒れの原因になることもあります。
また、カビはタオルの嫌な臭いの元にもなります。
赤っぽく変色している
タオルが赤っぽく変色するのはカビの一歩手前で、赤色酵母などの細菌が繁殖している状態です。
うまく漂白すれば落とせる可能性もありますが、赤色がタオル全体に広がっているならあきらめて新しいタオルに換えた方がいいです。
嫌な臭いがする
カビができると何度洗ってもタオルから嫌な臭いがします。
また、タオルの繊維の中に皮脂や皮膚のカス、汚れなどが溜まったり、洗剤などが落としきれていないとそれも嫌な臭いのもとになります。
そのため、見た目はなんともなくてもタオルから嫌な臭いがしてくることがあります。
お客さんに使ってもらえないと感じる
自分で使うタオルだと「まだ使えるしもったいない」と思ってしまいがち。
でも、お客さんや彼が家に来たときに差し出せないなど、自分以外の人に使ってもらえないと感じるタオルは換え時です。
定期的に新しくする
タオルの換え時の判断が難しい時は半年に1回や、新年になるタイミングで年に1回などタオルを新しくする時期を決めて定期的に交換するのもおすすめです。
タオルの買い替え時をわかりやすくするコツ
タオルが何枚もあるとつい気に入ったものや上の方にあるものを手にとってしまいがちです。
すると、タオルによって使用頻度が違ってきてしまい、買い替えのタイミングがわかりづらくなってしまいます。
そこで、タオルを重ねて収納する場合は洗濯したタオルを下に入れて保使う時は上から順番に取り出すようにします。
並べてしまうなら洗濯したタオルを奥にしまい、手前から順に使っていきます。
こうすることでどのタオルも同じペースで使えるようになり、タオルによって買い替えのタイミングがずれてしまうのを防げます。
タオルが劣化する原因
タオルを劣化させるのは主にこの3つが原因です。
洗い方
他の洗濯物といっしょに洗ったり、洗濯機に洗濯物をぎゅうぎゅうに詰め込むことで布どうしがこすれたり、ホックやボタンがあたりタオルの生地が傷んでしまいます。
また、洗剤の量が多すぎたりすすぎが不十分だと汚れや洗剤がタオルの繊維に残ってしまい、タオルがふわふわになるのを邪魔をします。
干し方
洗濯した後に濡れまま長時間置いておくとタオル表面のパイルが潰れたまま固まってしまいタオルのゴワゴワの原因になります。
また、タオルは乾いてもある程度水分を含んでいることで柔らかくふわふわになります。
ですが、乾いたタオルをいつまでも干し続けると残っているべき水分まで蒸発してしまいタオルが硬くなってしまいます。
雑菌の繁殖
汚れたり濡れたままでタオルを長い時間放置するとタオルに細菌が繁殖し、この細菌が繊維を傷つけてしまいます。
タオルを長持ちさせるコツ
ふわふわタオルの作り方
洗濯でタオルをふわふわにするコツがこれです↓
- 洗濯ネットに入れて洗う
- 洗濯機に洗濯物を詰めすぎない
- 洗剤は適正量を入れる
- 粉洗剤を使う時はよく溶かす
- 柔軟剤はいれない
- タオルのごわごわの復活にはクエン酸
- たっぷりの水で洗う
- しっかりすすぐ
- 脱水しすぎない
- 洗濯したらすぐに干す
- 干す前にタオルを振る
- 倒れたパイルを逆なでして起こす
- 完全に乾く前にもう一度振る
- 仕上げに回転式の乾燥機を使う
- 日に当てすぎない
- 丸めてたたむ
詳しい理由ややり方はこちらに書いているので参考にどうぞ↓
雑菌を減らす
タオルは使ううちに皮膚や洗剤のカスなどが繊維の中に入り込んでしまい、それが原因で雑菌が繁殖してタオルの生地を傷めたり、臭いの元にもなってしまいます。
そこである程度使ったタオルはたまに熱湯で殺菌したり、酵素系洗剤で洗濯するのがポイントです。
タオルは毎回洗濯する
「お風呂上りのきれいな体を拭いたタオルは水を吸っただけ」と言ってそのまま乾かして何回も使う人がいますよね。
ですが、お風呂上りに使ったタオルは水分だけでなく、顔や髪の毛、お尻、足にも触れています。
いくらお風呂上がりとはいえ体のすべての場所が完全に清潔というわけではないし、どうやっても皮脂などがタオルについてしまいます。
実は「水分+皮脂+多少の汚れ」というタオルの状態は雑菌が繁殖しやすい条件が揃っています。
なので、次回使うまでにどのくらい菌が増殖しているかわかりません。
嫌な臭いの原因となる菌は濡れたまま5時間を過ぎると大繁殖します。
そのためタオルの臭い対策や清潔さを考えると濡れたタオルを半日以上放置しないというのもタオルを長持ちさせるポイントです。
タオルの寿命まとめ
まずは「タオルは消耗品である」と意識することが大切。
もったいないからといつまでも使い続けるのではなく、ごわごわになってきたら新しいタオルと取り替えるようにします。
パイルの繊維が長いタオルを選ぶと繊維がすり切れたりへたるのに時間がかかるので比較的タオルが長持ちしますよ。
あと、高級なタオルの中にはパイルが抜けにくく長年使えるものもあります。
関連記事
こちらの記事の一番下に使い古したタオルの使い方のアイデアをまとめた記事なども紹介しているので参考にどうぞ↓
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