【レポ】都庁展望台の北と南の違いは?行ってわかったこと
都庁の展望台の北展望室と南展望室の違いは何なのか?どっちがいいのか?
はじめていく時に悩みますよね。
私も最初は違いがわからなくて、「せっかく行くなら景色がきれいに見える方に行きたい」と思い、いろいろ調べました。
で、結局、北と南、両方に行きました。
そこで、実際に行ってわかった北展望室と南展望室の違いについてまとめておきます。
(2024年8月10日の情報です。)
<目次>
都庁展望台の北と南の違いは?
都庁展望台の北展望室とと南展望室の違いをざっとまとめるとこんな感じです。
- 景色の見え方に違いがある
- カフェがあるか
- ピアノがあるか
- 混雑
- 営業時間
具体的に何がどう違うのか、詳しく説明していきますね。
景色の見え方の違い
都庁の展望台に行く時に一番気になるのが景色の見え方ですよね。
せっかく行くのに見えないものがあったら残念だし、よりきれいに景色が見える方に行きたいと思うもの。
で、実際に行ってみてわかりました。
どちらもだいたい同じ景色が見えます。
富士山や東京スカイツリー、明治神宮など、見所といえるところはどちらからでも見える。
ただ、ちょっと見え方に違いがあります。
都庁の展望台は北展望室も南展望室も階数は45階で隣り合っています。
なので、隣の展望台がある方角は見えにくかったり、まったく見えない部分があるんです。
例えば。
北展望室からパークハイアットを見るとこんな感じで、南展望室も見えます。
南展望室から見るとこう見えます。
あと、都心部が広がる南東方面も南展望室の方がよく見えます。
北展望室からでも代々木のタワーや明治神宮などは見えます。
これが、南展望室に行くと明治神宮の森が広々見えたり。
国立競技場が見えやすくなったり。
新宿駅まわりも見やすくなります。
北展望室から南の方を見ると南展望室が見えるので、北展望室からだと都庁の真南の景色は見えません。
逆に、南展望室からは都庁の北側の景色が見えなかったり、見えにくくなります。
新宿駅西口の高層ビル群を見たいなら北展望室がいいです。
都庁から見ると北側は北区や板橋区、練馬区、荒川区など住宅街が多いエリア。
一方、南側には渋谷区や港区など都心エリアが広がっています。
なので、どちらもだいたい同じものが見えるのですが、都会的な景色をよりよく見たいということであれば南展望室の方が見やすいです。
ちなみに、どちらに行っても都庁の展望台から東京タワーは見えないです。
それから。
「展望デッキ」の設置されている方角に違いがあります。
都庁の展望台は、基本は大人の太ももくらいの高さまで壁があって、その上からが窓、という作り。
なんですが、展望デッキの部分は足元近くまである大きな窓が設置されているので、より広々とした景色を楽しむことができます。
その展望デッキが、北展望室は西側(八王子方面)、南展望室は東側(都心方面)にあります。
展望デッキじゃなくても十分広々とした景色が見えますが、少しでも広く見たいということであれば気にするといいと思います。
あ、あともう一つ。
以前は北展望室にはレストランがあって、北展望室からの東側の景色はレストランを利用しないと見られませんでした。
が、都庁展望台のレストランは閉店したので、今は北展望室でも東側の眺めを楽しむことができますよ。
カフェがあるかないか
都庁の展望台でカフェがあるのは南展望室だけです。
南展望室では、展望室の中央部分にカフェの売店とお土産売り場があり、そこを囲むように座席が設置れています。
1つのテーブルに4脚の椅子が置かれたものが10セットくらい。
数えてくるのを忘れてしまったんですが、そんなに多くなかったです。
あとカウンター席もいくつかあります。
その他にもベンチは設置されているので座るところはありますが、テーブルはないのでこちらは食事には向かないと思います。
カフェメニューはこちら。
コーヒーが1杯500円と観光地価格。
まぁ展望台自体が無料なので、これくらい払ってもいいかなという気はしますが。
一方。
北展望室はカフェはありませんが、机とテーブルは置かれているので自由に座れます。
北展望室には飲み物の自動販売機はあったと思います。
北展望室も南展望室も、1階でエレベーターに乗る前に手荷物検査があるのですが、特に飲食物を指摘されることはありませんでした。
なので、飲み物は自分で持っていくことができますよ。
ピアノの設置
都庁の展望台にあるピアノは「都庁おもいでピアノ」というピアノで、南展望室に置かれています。
誰でも弾くことができますが、演奏できる時間が決まっています。
- 午前10時~正午
- 午後2時~午後4時
- 1人5分以内
三脚を使っての撮影やライブ配信はできないなど、いろいろ注意事項があります。
北展望室にピアノはありません。
混雑
まず、都庁の展望台の混雑状況は展望台のホームページでリアルタイムで確認できます。
私は「できるだけ空いている時間に行きたいな」と思い、出かける予定の何日か前から様子を見ていたのですが、日中は北展望室も南展望室も「空きあり」の時間がほとんどでした。
夏休み期間中の土日でも日中は「空きあり」が多いです。
実際に私が出かけたのは8月9日の午後12時半~2時にかけて。
夏休み期間中でしたが、ゆとりがあってのんびりと楽しむことができました。
この時私は北展望室と南展望室の両方に行ったのですが、混み具合に多少差がありました。
まず北展望室。
全く並ぶことなくエレベーターに乗ることができ、展望室もかなり空いていて静かで落ち着いた雰囲気でした。
次に南展望室。
こちらはエレベーターに乗るための列ができていましたが、待ち時間は5分ほどでした。
展望室も北と比べると人が多く、話し声などでちょっとがやがやしています。
途中からピアノの演奏も始まったのでさらに賑やかになりました。
景色を見るのには全く支障はないですが、先に北展望室の空き具合を見ていたので「ちょっと人が多いな」と感じました。
営業時間
都庁の展望台は営業時間が北と南で違います。
【入室可能時間】
北展望室:9時30分~17時00分。
南展望室:9時30分~21時30分。
都庁の展望台に夜景を見に行くなら必然的に南展望室になります。
で、夕方以降は南展望室しか空いていないし、夜景を見に行く人も多いので、混雑が増します。
ネットで混雑状況を見ていても夕方6時頃からはずっとこんな感じ。
日の沈む時間や、夏休みなど休日かどうかによっても混雑の時間が多少前後しそうです。
お土産
余談ですが、お土産売り場は北展望室と南展望室の両方に設置されています。
売っている物や品数にもそんなに差がないかなと思います。
都庁の展望台は外国人観光客が多いので、お土産の多くは「日本のお土産」といったもの。
都庁がプリントされた都庁Tシャツというのが売られていましたが、東京土産という感じの物はあまりなかったです。
トイレ
都庁の展望台で意外だったのが、トイレが1フロア下にあるということ。
展望室は45階なのですが、トイレは44階にあるため、階段を上り下りする必要があります。
ただ、展望室がある45階にも数は少ないですが優先トイレがあるので、階段の上り下りが大変な年配の方や身体が不自由な方でもトイレは利用できます。
都庁の展望台はどっちがおすすめ?
都庁の展望台に行くのに、北と南どっちがいいのかは、見たいものによって変わります。
- 都心の景色をより楽しみたい
- カフェやピアノも楽しみたい
- 夜景を見たい
- 景色の見え方にこだわりはなく、静かにのんびり楽しみたい
- 西新宿のビル群を見たい
といった感じです。
私が行ったのは夏休み期間中でしたが、平日の日中だったからかそれ程混んでいませんでした。
都庁の展望台は無料で、予約や入場のためのチケットなども必要ありません。
なので、北展望室に行ってみたけどイマイチだから南展望室も行ってみるということも簡単にできます。
1階から直通エレベーターでしか上がれないので一度地上に戻る必要がありますが、空いている時間帯ならすぐ移動できますよ。
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