カーテンの洗濯頻度は?汚れやカビを落としつつ洗いすぎを避けるには
カーテンは1枚が大きいので洗濯するのに手間がかかるし、干すための場所にも困りますよね。
だからつい消臭スプレーをしてごまかしちゃうんですが、実はカーテンって見た目以上にものすごく汚れているんですよね・・・
たまに洗うと洗濯機の水が真っ黒になって驚きます。
とはいえ、カーテンを頻繁に洗濯するのは面倒だし、カーテンが傷みそうで心配。
そこで気になる、汚れを落としつつ生地には優しいカーテンの洗濯頻度がこれです。
<目次>
カーテンの洗濯は必要?
カーテンを洗うとなると付けたりはずしたりが面倒だし、一人暮らしの家だと干す場所にも困りますよね。
そんなわけで、私も一人暮らしをはじめたばかりの頃はカーテンを買ってから何年も洗っていないということがありました。
カーテンは模様や織りで汚れが目立ちにくいので見た目は汚れていないように見えるんですよね。
なのでつい「消臭スプレーをこまめにしておけば大丈夫かな?」と思ってしまいます。
でも、なんとなくカーテンの色が変わってきているような気がするし、ホコリ臭い気もする・・・
そうなんです、
実はカーテンは意外と汚れているんです。
カーテンには目に見えにくい汚れがついていたり、臭いを吸着していたり、結露などが原因でカビが生えることもあります。
長い間洗濯をしないでいると汚れやホコリ、部屋の中のいろいろなニオイが繊維の奥まで染みこんでしまい、洗濯しても落ちにくくなります。
白くて汚れが目立ちやすいレースのカーテンだと黄ばみや黒ずみ、カビのような汚れが出てくることもあります。
さらに、汚れに日光があたると繊維が傷んで穴が開いてしまう恐れもあるんです。
また、カーテンが汚れると光が通りにくくなって部屋が暗くなったり、カーテンの遮光や遮熱などの機能を低下させてしまうこともあります。
そのため、カーテンは定期的に洗濯したほうが衛生的だし、見た目や機能面でもプラスになります。
カーテンの汚れの種類
カーテンについている汚れは大きくわけるとこの4つです。
ほこりや花粉
まず多いのがホコリや花粉。
窓の外から入ってくるほこりや、室内の窓ガラス付近にあるほこり、空気中を漂うほこりなどが静電気によってカーテンに吸い寄せられます。
また、窓サッシの汚れなどからもわかるように屋外からは土や砂ぼこりなども入ってきます。
こういったほこりは雨や窓の結露などの水分がつくとカーテンの繊維の奥深くへ入り込んでしまうのでやっかいです。
皮脂
カーテンは開け閉めする際に必ず手で触るので手の汗や皮脂などがついてしまいます。
カーテンに油汚れが付着するとカーテンに黒ずんだ汚れが目立ってきます。
におい
調理中の煙や食べ物のにおい、タバコや屋外の自動車の排気ガスなどカーテンは部屋や窓から入ってくる様々なにおいを吸収しています。
部屋の中でも布製品はにおいを吸いやすく、特にカーテンは頻繁に洗うわけではないので臭いが蓄積されていきます。
長年カーテンを洗わずにいると一度洗っただけでは臭いがとれないほど臭いが染み付いてしまうこともあります。
カビ
カーテンの端に黒い点々ができていたらそれはカビです。
カーテンのカビは冬の窓の結露ででた水滴をカーテンが吸ってしまうのが原因でできることが多いです。
温かく湿度が高いなどカビにとって条件が整った部屋だとカーテンの繊維に付いたたホコリを栄養にしてカビが繁殖してしまいます。
カーテンを洗濯する頻度は?
では、カーテンをきれいに保つためにはどれくらいの頻度で洗濯すればいいのかというと
- レースカーテンは年に2~4回
- ドレープカーテンは年に1~2回
というのがカーテンの洗濯頻度の目安です。
これはあくまでカーテンをきれいに保ち、カーテンの機能を発揮させるための目安の回数です。
そのため、汚れが目立つ場合や、ほこりや花粉などに弱い人がいる場合はこれより多めに洗濯したほうがいいこともあります。
ただ、カーテンはあまり頻繁に洗うと生地が傷んでしまうこともあるので洗いすぎには注意が必要です。
こまめに洗いたい場合は汚れたところだけ部分洗いしたり、洗濯機を使わず手洗いするのがおすすめです。
遮光カーテンの洗濯頻度
遮光カーテンの洗濯頻度も年1〜2回が目安です。
ただ、遮光カーテンには裏地を合成樹脂でコーティングしたものがあり、洗濯する時にコーティング剤が剥がれてしまう恐れがあります。
すると、洗濯槽が汚れてしまったり、遮光性が低下してしまうこともあります。
洗濯頻度は他のカーテンとかわりませんが、ふつうのカーテンに比べてより優しく丁寧に洗うのがポイントです。
カーテンを洗濯するタイミング
カーテンの洗濯のタイミングは人それぞれですが、こういったタイミングで洗濯する人が多いです↓
季節の変わり目
春の花粉の季節が終わった後や、ほこりや落ち葉が舞う秋から冬に変わる時期、冬の結露の時期が終わった後など。
カーテンが汚れる時期が終わったタイミングで洗濯します。
洗濯時期を決めておく
2カ月や3カ月おきなど定期的にカーテンを洗濯する月を決めている人もいます。
カーテンを交換するとき
夏は遮熱カーテン、冬は高断熱カーテンなど季節によって違うカーテンを使う場合はカーテンを付け替えるタイミングで洗濯します。
季節の行事にあわせて
衣替えや大掃除のタイミングでカーテンをきれいにするという人も多いです。
カーテンの洗濯に向いている時期
カーテンの洗濯時期も人それぞれなんですが、カーテンを洗濯するのに向いている時期というのがあります。
それが湿度が低く晴れの多い時期です。
具体的には5月など梅雨入り前の快晴の日や秋晴れの続く時期です。
カーテンは完全に乾ききらないままの状態で使っているとカビが生えてしまうこともあります。
なので、カーテンが乾きやすい時期を選んで洗濯するのもカーテンを清潔に保つポイントです。
カーテンの洗濯をする時の悩み
カーテンを自宅で洗えるのかわからない
購入時に「ウォッシャブルカーテン」や「丸洗い可能」と書かれているカーテンなら自分で洗濯しても大丈夫です。
あとは洗濯表示で確認します。
「洗濯機」のマークがついていれば洗濯機で洗えます。
一方、洗濯表示に「洗濯桶」などのマークがついていたり、傷みやすい自然素材の生地や装飾が多いカーテンの場合は洗濯機を避けて手洗いします。
カーテンをつけたりはずしたりが大変
カーテンレールは高い位置にあるのでカーテンをつけたりはずしたりは本当に面倒くさいですよね。
ただこればかりはやるしかない・・・
そこで、少しでも早く楽に作業を終わらせるためには面倒くさがらず台を持ってきて作業することです。
カーテンレールが顔の前かそれより下になる高さになるようにします。
こうすることで腕や脚が疲れたり、無理に引っぱってフックが壊れるのを防げます。
カーテンをはずす前にカーテンレールのホコリを軽く拭き取っておくと顔にホコリがかからずにすみますよ。
カーテンにシワができないか心配
洗濯でカーテンにしわを作らないようにするためには
- 洗う前に蛇腹にたたむ
- 脱水時間を短めに設定する
- 干す時に全体を軽く下へ引っ張り、ドレープに沿って両手で軽くたたいてしわを伸ばす
などのコツがあります。
カーテンをきれいに上手に洗うコツについてはこちらに詳しくまとめているので参考にどうぞ↓
カーテンを干すスペースがない
ベランダが狭かったり、物干し竿の位置が低いなどカーテンを干す場所がないこともありますよね。
そういう時は洗ったカーテンをそのままカーテンレールにかけて乾かします。
洗濯機から取り出したらフックをつけて、カーテンレールに吊るして広げます。
水が滴るのが気になる場合は床にタオルを敷いておきます。
カーテンレールにかけて干す時は窓を開けて風をしっかり通すのがポイントです。
ただ、厚手のドレープカーテンは乾きにくいので、外で少し干して半乾きになってからカーテンレールに吊るしたほうがしっかり乾きます。
カーテンを洗う頻度まとめ
たまにカーテンを洗うと洗濯機の水が真っ黒になって驚きます。
カーテンを洗濯して汚れが落ちるとそれだけで部屋の印象や空気が全然違いますよ。
ただ、どうしてもカーテンを洗濯するのが面倒ということもありますよね。
そういう時は手頃なカーテンを使い捨てにして、定期的に新品と取り替えるのがおすすめです。
特にレースのカーテンは安いものでも使い勝手のいいものがありますよ↓
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