コルクマットはカビがはえる?フローリングや布団のカビ対策
コルクマットのカビ対策!
フローリングや布団、カーペットなどシーン別に原因と対策、予防法を紹介します。
コルクマットを使いたいと思って調べていると、メリットだけじゃなくデメリットも色々と見つかりますよね。
中でも気になるのが、カビ!
コルクマットのせいで床や布団がカビだらけになるのは嫌だな・・・と思うとコルクマットを使うのがためらわれますよね。
そこで、コルクマットでカビがはえるって本当なのか?どうしたら防げるのか?など気になるところをまとめておきます。
<目次>
コルクマットはカビがはえる?
「コルクマットはカビがはえる」と言われていますが、これは本当なのか?というと、正確には
コルクマットはカビがはえることもある
という感じになります。
どういうことかというと、
まず、だいたいのコルクマットは防水加工がされていたり、良いものだと防カビ加工されているものもあったり、カビがはえないようになっているものが多いです。
また、コルクマットは100%コルクでできているものと、EVA樹脂でできたジョイントマットの表面に薄いコルクを貼り付けたものがあるんですが、コルクもEVA樹脂もカビがはえやすい素材というわけではありません。
コルク100%のコルクマットはEVA樹脂を使ったジョイントマットと比べると通気性も良くなります。
なので、
コルクマットそのものが特別カビがはえやすいというわけではないんです。
でも、実際にコルクマットを使っているとカビがはえてしまったり、コルクマットがカビ臭いことがあるのも事実。
それはなぜなのか?というと
カビがはえるかどうかはコルクマットを使う環境や使い方が大きく影響している
からです。
きちんと気を付けて使えばコルクマットにカビががはえることはないですが、使い方を間違うと梅雨や夏だけでなく冬でもカビがはえることがあります。
コルクマットのカビ対策
そこでまずは、コルクマットにカビがはえやすくなる条件と、カビを予防するためにコルクマットを使う時に気を付けたいことを紹介しますね。
コルクマットにカビがはえやすくなる条件
コルクマットにカビがはえる時はこの3つが原因になることが多いです。
①湿度が高い
湿度があがるほどカビが生しやすく、特にカビが好む湿度60%以上の環境になると危ないです。
梅雨や夏場は自然と湿度があがるので気を付けている人が多いです。
でも、コルクマットの上に敷物や布団を敷いたり、加湿器を使ったりすると部屋の湿度は簡単に上がるので秋冬の乾燥する季節でもカビがはえることがあります。
②気温が高い
室温が5℃~35℃前後になるとカビが発生するようになり、特に25℃~28℃と人が心地よく感じる温度はカビも好む気温です。
③栄養分が豊富
カビは食べカスやほこり、コルクくずなど、部屋にあるちょっとした汚れやゴミを養分にして増えていきます。
コルクマットのカビ予防
では、どうすればコルクマットにカビをはやさないようできるのか、環境と使い方の2つにわけて気を付けたいポイントを紹介しますね。
【環境】
環境という点で考えると、コルクマットのカビ予防で一番気を付けたいのは部屋の湿度です。
最近のマンションなどは気密性が高いのでちょっとしたことで簡単に湿度が上がってしまいます。
そこで、毎日1回は窓を開けて換気をして部屋の空気を入れ替えるようにします。
また、梅雨など雨の多い季節は除湿器などを使って部屋の湿度を上げないようにするのもポイントです。
あと、意外と気を付けたいのが冬!
冬は乾燥するので湿度が低くなるのですが、加湿器の使い過ぎや洗濯物の部屋干しなどをすると湿度はあっという間に高くなります。
また、冬場で気を付けたいのが床の結露です。
寒い時期になると室内と屋外の温度差で窓に水滴がつくことがありますよね。
実は、あれと同じことがフローリングの床でも起きています。
冷えたフローリングとコルクマットの上の暖かい空気、さらにそこにカーペットや布団を敷くとかなりの温度差ができます。
そのため、冬のフローリングの床は見えないところでたくさんの湿気を溜めている可能性があり、コルクマットの下にカビがはえることがあるので注意が必要です。
なので、フローリングにコルクマットを敷きっぱなしにするならコルクマットの下に防カビシートを敷いておくというのも一つの手です↓
【使い方】
コルクマットのカビを予防したい時に使い方で気を付けるのは次の3つです。
①乾燥させる
換気をすることで部屋そのものを乾燥させることも大事だし、定期的にコルクマットを剥がして床とコルクマットの間に風を通してあげるのもポイントです。
②掃除をする
コルクマットを敷いて毎日生活をしているとゴミや汚れが溜まっていきます。
そこで、掃除をすることでカビの養分となるホコリや食べかすなどを取り除きます。
コルクマットの表面や、コルクマットのつなぎ目は汚れが溜まりやすいので頻繁に掃除するのがおすすめです。
あと、コルクマットを剥がして掃除をする場合、床を水拭きしたら完全に乾いてからコルクマットを敷くようにします。
コルクマットを水洗いした場合もマットが完全に乾いてから敷くのがカビ予防では重要です。
コルクマットを乾かす時は変形や変色を防ぐために風通しの良い日陰で乾かします。
③濡れた部分をそのままにしない
飲み物をこぼすなどコルクマットを濡らしてしまったらすぐに掃除をするのが鉄則です。
特に、コルクマットのつなぎ目に水分をこぼすと床まで届いてしまい、マットで密閉された状態になるので湿った状態がずっと続いてしまいます。
湿度が上がるし、飲み物はカビの養分になるのでカビがはえる原因になります。
コルクマットに水分をこぼしてしまったら、その部分のマットを剥がして床を拭き、マットは噴いたり洗ったりして完全に乾いてから戻します。
コルクマットのカビのシーン別の原因と対策
次に、コルクマットにカビがはえやすいシーン別の原因と対策をお話ししますね。
フローリングとコルクマットにはえるカビ
フローリングにコルクマットを敷くとカビがはえる、という口コミなどを目にすることもありますが、これは状況によります。
フローリングの床にコルクマットをしくとカビがはえるというのは絶対じゃないし、特別カビが発生しやすいわけでもありません。
ただ、
コルクマットを敷くことでフローリングを密閉した状態になるので、コルクマットに水分をこぼして放置したり、湿度が上がった状態が続いたりするとカビが発生します。
フローリングの床のカビを防ぐには、水分をこぼしたらすぐに掃除したり、コルクマットの下に湿気が溜まらないようにするのがポイントです。
カビのチェックもかねて、定期的にコルクマットをめくって床に風を通すのもいいと思います。
布団とコルクマットにはえるカビ
コルクマットの上に敷布団をしいたらカビがはえた、という声がありますが、これも人によります。
畳やフローリングの上に布団を直に敷いてもカビがはえることがあるので、敷布団のカビがコルクマットのせいというよりも「布団を直に敷いたから」というのが大きな理由になります。
脚のないベッドやマットレスのカビも同じです。
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれているので、布団はものすごく湿気を吸っています。
その湿気と温かさで布団やその下のコルクマットにカビがはえてしまうことがあります。
なので、汗をかきやすい人、寝ている時の体温が高い人の方がカビが発生しやすいです。
あと、冬は結露も関係してきます。
冬のフローリングはとても冷えるので、体温で温まった布団との間にはものすごい温度差ができて結露が発生します。
これ、湯たんぽなんかを使うと朝敷布団をめくった時にびしょびしょで驚くくらい水が出てるんですよ。
なので、その状態で布団を放置しているとカビがはえるのは時間の問題です。
そこで、コルクマットと布団のカビ予防としては
・布団を毎日片づけてコルクマットを乾かす
・定期的に布団を干して乾かす
・布団乾燥機で布団を乾かす
・布団の下に敷物を敷く
・頻繁に掃除する
といった対策があります。
布団の下に敷くものはざっと上げると2つあって、
1つは布団と床の間に風を通すすのこベッドなど↓
もう1つは除湿シート↓
湿気が溜まったら洗濯して干すことで繰り返し使えます。
コルクマットのカビは畳だとはえやすい?
畳の上にコルクマットを敷くと特にカビがはえやすい、といわれていますよね。
これには理由があります。
い草でできた昔ながらの畳には湿気を吸ったり出したりする性質があるんです。
なので、本来であれば部屋の湿度が高すぎる時は畳が湿気を吸ってくれて、逆に部屋が乾燥している時は畳にこもった湿気を放出してくれる。
そんな風に部屋の湿度を快適に保ってくれるのが畳のいいところ。
なんですが、畳の上にコルクマットを敷いてしまうとそれができなくなります。
畳が密閉された状態になるので湿気を放出できず、畳の周りの湿度が上がってしまうんです。
そのため部分畳や畳敷きの和室にコルクマットをしくとカビがはえやすくなってしまうというわけです。
なので、畳の上にはコルクマットは敷かないのが一番。
どうしてもという時は、
・マットを敷く前に畳を徹底的に掃除する
・定期的にマットをはずして空気を通す
・防カビシートを敷いておく
など、しっかり対策することです。
畳の裏面にカビがはえることもあるので、防カビシートは畳の下にも敷いておくと安心です。
コルクマットのカビはカーペットを敷くとはえる?
畳ほどではないですが、コルクも湿気を吸ったり出したりしています。
なので、コルクマットの上にカーペットやラグを敷くと湿気を放出できず湿度が上がってしまうことがあります。
また、フローリングに結露がでてきて床とマットの間の湿度が上がることもあります。
そこで、コルクマットの上に敷物を敷きたい場合は
・定期的に敷物を掃除、洗濯
・敷物をどけてコルクマットを乾かす
・床とコルクマットの間に除湿シートを敷いておく
といったことを心がけるとカビが発生しにくくなります。
コルクマットのカビは掃除できる?
コルクマットそのものにカビがはえてしまった場合、選択肢としては2つあります。
1つはコルクマットを洗って使うこと。
カビがはえた部分のコルクマットをはがして、中性洗剤で洗ったり、エタノールなどで除菌して、乾燥したら元に戻します。
カビがはえたのが1枚だけとかなら洗って使った方が安く収まります。
ただ、カビが完全に死滅していないとまたカビがはえる原因になってしまうのと、カビがはえているのが広範囲だと洗って乾かすのにかなり手間がかかります。
その場合は新しいコルクマットを買って交換してしまった方が時間と労力をかけずにすみます。
コルクマットのカビまとめ
コルクマットを敷いたからといって必ずカビがはえるというわけではありません。
賃貸だとフローリングのカビは心配ですが、使い方や生活の仕方に気を付けていればコルクマットを敷いてもなんともないということもありますよ。
今回お話しした中でいうと、私としては布団を敷くのが一番心配なところです。
この他のコルクマットのデメリットやダニについて、おすすめのコルクマットなど、コルクマットを使う前に知っておきたいことをこちらにまとめているので参考にどうぞ↓(リンク)
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