ハッカ油は赤ちゃんにも使える?虫除けの使い方と注意点【体験談】
ハッカ油は自然素材の虫除けとして人気ですが、赤ちゃんに使うとなるといろいろと気になることもありますよね。
ハッカ油って大人が使うときにも注意が必要だし、赤ちゃんへの影響ってどうなんだろう?と。
そこで今回は姪っ子が生まれた時にわが家(実家)ではハッカ油をどう使ったか、書いておきますね~
PICK UP【保存版】ハッカ油の使い方や注意点、失敗しないための基本まとめ
<目次>
ハッカ油の虫除けは赤ちゃんに安心?
まず、ハッカ油が安心といわれる一番の理由は
ハッカ油が天然成分だからです。
市販の虫除けには忌避剤として「ディート」という成分が含まれているのですが、これが子どもには影響が強すぎて使えません。
市販の虫除けスプレーにはどれも
6ヵ月~2才未満は1日1回
2才~12才未満は1日1~3回
といったような制限や注意書きがされています。
こういった薬剤を使った虫除けと比べると、薄荷の葉から抽出した精油の香りで虫を遠ざけるハッカ油は自然由来の成分なので安心というわけです。
ハッカ油の赤ちゃんへの影響
ただ、ハッカ油が赤ちゃんに何の影響もなく気兼ねなく使えるかというとそういうわけでもありません。
ハッカ油は大人が使うときでも気をつけなければいけないことがあります。
ハッカ油の原液はアロマオイルなどといっしょで植物の成分を高濃度で抽出したものです。
なので、
はっか油は目に入ったらかなり痛いし危険!
肌が弱い人や敏感な人はハッカ油の原液が皮膚につくと肌トラブルになることもあります。
はっか油の原液は香りも強いのでそのまま嗅ぐと刺激が強く、気分が悪くなったり胃腸のトラブルを起こすこともあります。
赤ちゃんは大人に比べると肌や粘膜が刺激に弱いので、ハッカ油を使う時はさらに注意が必要です。
ハッカ油のスーッとした香りや薄めて肌につけた時の清涼感は大人にとっては爽やかで気持ちのいいものです。
でも、赤ちゃんは嫌がることもあるし、手についたものをなめて刺激を感じてしまうこともあります。
赤ちゃんにハッカ油の虫除けは使える?
となると、赤ちゃんにハッカ油を使うって心配ですよね。
わが家でもあれこれ議論したのですが、結論としては
使い方によっては使える、というところに落ち着きました。
もちろん、ハッカ油の虫除けを赤ちゃんに使う時は使用方法に注意が必要なので、わが家で気をつけた点を書いていきますね。
赤ちゃんのいる場合のハッカ油スプレー
まず、赤ちゃんのいる家でハッカ油を使うならしっかり薄めて使うのが鉄則!
ということで、ハッカ油スプレーを作りました。
【材料】
・ハッカ油10滴
・無水エタノール10ml
・水90ml
・スプレー容器(ポリスチレン製以外のもの)
この材料を混ぜてスプレーボトルに入れれば完成です。
この分量はハッカ油スプレーを作る時によく見られる一般的な分量よりハッカ油が少なめです。
ただ、ハッカ油10滴でも肌にかけるとかなりスースーするし、香りも結構します。
なので、赤ちゃんがいる家で使うハッカ油スプレーならハッカ油はもっと少なくてもいいくらいです。
水は水道水でも精製水でも大丈夫です。
使い方にも注意が必要なのでこの下の項目に書きますね。
ハッカ油の選び方
あと、ハッカ油もいろいろと売られていますが、ベビーのいる家で使うならポイントになるのは「口に入っても大丈夫かどうか」という点です。
乳児や幼児は手やおもちゃなどなんでも舐めてしまうのでハッカ油の成分が口に入ってしまうことも考えられます。
ハッカ油はガムやアメなど食品に使われることもあるし天然素材だから大丈夫、と思っているかもしれません。
が、はっか油で口に入れられるのは「食品添加物」の記載があるものだけです。
天然成分のハッカ油は料理や飲み物の味付けに使うことができます。
ただ、中には「天然成分100%」というハッカ油でも口に入れることができない商品もあるのでしっかり確認は必要です。
食用としても使えるはっか油で有名なところだとこのあたり↓
北見ハッカ通商のハッカ油は食品添加物として使えて、実際に北見ハッカ通商では薄荷を使ったお菓子もいろいろ売られています。
ただ、北見ハッカ通商のハッカ油も「乳幼児には避けるように」とのことなので、あくまで「口に入っても体に害はない」ということで乳幼児に使えるわけではありません。
一方、
合成成分のハッカ油は口に入れることができません。
薬局やドラッグストアで売られているハッカ油は合成成分のものが多く、箱や瓶に「飲んではいけません」などの注意書きがあります。
市販のハッカ油スプレーは赤ちゃんに使える?
市販のはっか油でスプレータイプのものが売られていますが、これは赤ちゃんには使えません。
市販のスプレータイプのハッカ油は自分で作るハッカ油スプレーのように水などで薄めているわけではなく、ハッカ油の原液やそれに近い濃度のものがスプレーボトルに入っているだけということが多いです。
そのため赤ちゃんには刺激が強すぎるし、そもそもの用途も直接肌に使うものではないことがほとんどです。
市販のハッカ油スプレーには「乳幼児には使えない」と注意書きがあるものも多いですよ。
有名な北見ハッカ油スプレーについてはこちらにまとめています↓
▼北見ハッカ油スプレーは虫除けになる?使い方は?そのまま肌に使える?
ハッカ油スプレーを赤ちゃんに使う時の注意点
薄めで少量から試す
はじめてハッカ油スプレーを使う時はちょっと薄めの濃度にして作ります。
肌に直接スプレーしない
ハッカ油スプレーを使う時は赤ちゃんの目や、鼻や口などの粘膜を避けるのはもちろん、肌にも直接スプレーしない方が安心です。
赤ちゃんに直接スプレーするのではなく部屋などを虫除けするイメージで使います。
使用期限を守る
ハッカ油は作ってから1週間くらいが使用期限です。
水道水と違い精製水には塩素が入っていないため水が傷みやすいので、ハッカ油スプレーを精製水で作った場合はなるべく早く使いきるようにします。
ハッカ油の虫除けの赤ちゃんへの使い方
そんなわけで、わが家にベビーがいる時はハッカ油スプレーが直接肌につかないようにこんな感じで使ってました。
- 外出時はベビーカー(赤ちゃんが触れないベビーカーの裏面など)にスプレー
- 赤ちゃんのいる部屋の(赤ちゃんが触らない)クッションやソファにスプレー
- 玄関や窓など虫の侵入口の虫除けにする
赤ちゃんの洋服にスプレーするという方法もよく見かけるんですが、これは赤ちゃんの肌にハッカ油がついたり、手で触ってそれをなめちゃう心配があるのでうちではやりませんでした。
部屋の中のものにハッカ油スプレーをする時は赤ちゃんから離れたところにあるものにスプレーします。
あと、ハッカ油の虫除けを家の中で使うなら赤ちゃんの近くじゃなく虫の出入り口に使うことで虫の家への侵入を予防するという手もあります。
わが家では玄関にハッカ油の置き型虫除けを置いたり、網戸にハッカ油スプレーをかけたりしてました。
ベビーベッドはそこから遠ざけて赤ちゃんがハッカ油を吸わないようにしてました。
赤ちゃんの虫除けに使える市販の天然素材スプレー
屋外に出る時はもう少ししっかり虫除けしたいなと思ったんですが、やっぱり手作りのハッカ油スプレーを赤ちゃんの肌につけるのはちょっと心配。
ということで、そこは赤ちゃんの肌にも使える天然素材の市販の虫除けスプレーに頼りました。
まず、ハッカだとこの虫除けアイテムは6ヶ月以降の赤ちゃんに使えます↓
無添加で敏感肌でも安心というオーガニックのアロマスプレーです。
あと、ハッカではなくなっちゃうんですけど新生児にも使える天然成分の虫除けがこれ↓
レモングラスやローズマリーなど植物由来の天然成分のみで作られていて、無添加、無香料、無着色です。
赤ちゃんへのハッカ油まとめ
ハッカ油は大人でも量や使い方を守らないと肌荒れを起こすことがあるくらい刺激が強いので、赤ちゃんがいるところで使うにはすごく気を遣います。
ハッカ油スプレーを作るなら大人が使う時よりもハッカ油を少なめにするんですが、ハッカ油を減らしすぎると虫除け効果がなくなるのでこれもまた悩ましいところで・・・
なので、家の中の虫除けとして使うなら玄関など赤ちゃんから離れたところでハッカ油をしっかり使う、外出時は薄めのハッカ油スプレーと市販の赤ちゃんOKのアイテムに頼るという感じでした。
初めてはっか油を使うという方はこちらも参考にどうぞ↓
私がハッカ油スプレーを手作りしてみた時の体験談をこちらにまとめてます↓
エタノールなしだとどうなるのか?水道水で作るとどうなるのか?など気になることをあれこれ試してみたのでさんこうにしてみくださいね。
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