不動産屋は予約なしで相談や内見できる?電話やメールでの予約の仕方
はじめて不動産屋さんに行くときってわからないことが多いですよね。
その1つが「不動産屋ってアポなしで行っても大丈夫?」ということ。
不動産屋は飛び込みで2,3件いっきにまわる、なんていう人もいるけど、やっぱり不動産屋も予約が必要なのかな?
そもそも、不動産屋に予約なしで行って内見ってさせてもらえるのかな?
などなど、部屋探しがはじめてだとあれこれ考えてしまいますよね。
そこで今回は私の経験談もふまえて不動産屋さんの予約についてお話しますね。
賃貸一人暮らしの部屋探しで失敗しないための注意点まとめ
<目次>
不動産屋は予約なしで行っても大丈夫?
はじめて一人暮らしの賃貸の部屋を探す時ってわからないことだらけですよね。
私も就職や転職で引越しをくり返すうちにいろいろわかるようになりましたが、最初の頃は「不動産屋を予約する」という発想がまずありませんでした。
それに気づいたのは飛び込みで不動産屋さんに行った時に「ご予約はされてますか?」と聞かれてドキッとしたからです。
そこではじめて、「あれ?不動産屋って予約いるの!?」って気がつきました。
で、結論から言うと、
不動産屋はアポなしで行っても問題はありません。
不動産屋さんには看板や店頭に貼り出された物件情報を見てふらっと入ってくるお客さんもいるので、不動産屋さんも飛び込みのお客さんには慣れています。
なので特に予約をしないで不動産屋に行っても失礼ということもありません。
ただ、
不動産屋さんに予約なしで行ってスムーズに相談や内見ができるかは不動産屋さんのスタッフの人数や時期によって変わってきます。
もともと少ない人数でやっている不動産屋さんの場合、同時にお客さんが来てしまうと対応しきれないことがあります。
また、不動産屋さんの営業マンの仕事はお店のカウンターで接客するだけではありません。
お客さんを内見に案内したり、契約が決まった部屋の鍵を用意したりなど、外回りの仕事もいろいろあります。
そのため、規模の大きなところでも人が出払っていることがあるし、引越しシーズンは次々にお客さんが来るので手一杯ということもあります。
そういう時は予約をして来店したお客さんが優先なので、飛び込みで行くと順番待ちの時間があったり、対応中に待たされる時間が増えることがあります。
あと、内見に行くための車が空いてなかったり、遅い時間になると物件の管理会社の営業時間が終わってしまって鍵の手配ができなくてその日のうちに内見できないこともあります。
なので、不動産屋に予約なしで行くなら
・時間に余裕を持っていく
・午前中から行く
・希望条件をしっかりまとめていく
などに気をつけるといいですね。
あと、私が見てきた感じだと、人が多い不動産屋さんは契約をとれる経験豊富な人が空いていればそういう人から順に応対に入ります。
なので、絶対ではないですけど、混んでる時に行くと自分の担当は経験が浅い若手の人に当たりやすい気がしました。
不動産屋の予約が必要な時期
日本中で引越しをする人が増える時期は予約をしてから不動産屋に行った方が確実です。
時期としては1~3月は予約必須、仕事によっては秋に転勤がある人もいるので8~10月も予約をしておいた方が安心です。
不動産屋の予約の仕方
不動産屋の予約はメールや電話で簡単にできます。
不動産屋の予約をメールでする場合
まず気軽にできるのはメールでの来店予約です。
気になった物件や、行こうと思っている不動産屋さんの問い合わせフォームから連絡します。
・内見希望
・お店に行って詳細を聞きたい
・来店予約
など、問い合わせ内容を入力してメールを送れば、物件の空き状況や来店の日程候補などの返信がきます。
さらに、メールを送る時に次のことを事前に伝えておくとその後のやりとりがスムーズになります。
・来店の希望日時(第三希望くらいまで)
・希望の間取
・希望エリア
・予算
・重視している設備(バス・トイレ別、など)
・入居人数
・通勤(通学)方法(利用する路線など)
・引越理由
こういった自分の状況や希望は来店したらヒヤリングシートに記入するんですが、先に伝えておくと不動産屋さんの方でもお客さんが興味を持った物件の他に候補を探しておくなど事前準備をしやすいです。
不動産屋の予約を電話でする場合
メールでの予約は気軽ですが、担当者の手が空いていないと返信が返ってくるのに時間がかかるので電話の方がすぐに確実に予約が取れます。
特に、不不動産屋の予約を前日や当日にするなら電話での予約が必要です。
不動産屋の予約を電話でする場合はまず自分の用件を伝えます。
例えば、
・ホームページで物件を見て内見したい物件があったので電話しました
・物件探しの相談に行きたいので来店の予約をお願いできますか
・本日中に物件探しの相談に伺いたいのですが、空いている時間はありますか
といった具合です。
あとは、内見可能かどうかや予約可能な日時を伝えてくれたり、希望条件などを聞いてくれるのでそれに答えれば大丈夫です。
電話での予約の場合はあまり長く話せないこともありますが、伝えられそうならメールと同じで希望条件を伝えておくとスムーズです。
不動産屋の予約は何日前にする?
不動産屋さんを予約するタイミングはそんなに気にしなくても大丈夫です。
空いている時期なら相談や内見に行きたい日の2〜3日前あたりに予約すれば問題ないです。
一方、引越しシーズンは不動産屋は大忙しなので早めに連絡して担当者をおさえておいた方が確実。
また、ネットに掲載されている物件は早い者勝ちなので、予約の日が遠いとその間に他の人が先に契約してしまうこともあります。
なので、気に入った物件があれば当日の朝でもいいので、とにかく早く連絡して内見に行かせてもらった方がいいです。
ちなみに、不動産屋の予約は何分前まで大丈夫か?というと、時期や時間帯にもよりますが担当できる人がいれば直前でも受けてくれます。
私は当日の朝、開店と同時に電話して30分後の予約をとったことがありますよ。
不動産屋の予約におすすめの曜日や時間
当然ですが、不動産屋さんは土日祝日の休日のほうが混むので、平日の方がゆっくり話ができます。
不動産屋は水曜が定休日のことが多いので、おすすめは水曜以外の平日ですね。
時間帯は開店直後がおすすめです。
午前中のほうが空いているし、その日のうちにいくつか内見したいなら午前中から行ったほうが確実です。
午後から行くと鍵の手配が間に合わず内見できないこともあります。
不動産屋の予約に遅刻しそうな場合
不動産屋の予約の内容が相談でも内見でも、予約した日時に遅れずに行くのが基本です。
家探しでは約束を守れるか、常識があるか、などは大事なポイントになります。
不動産屋さんに悪い印象を持たれると良い物件を紹介してもらえなかったり、契約できないこともあります。
なので、もし何か理由があって不動産屋の予約に遅刻しそうな時は必ず予約時間より前に連絡を入れるようにします。
不動産屋さんに余裕がある時期ならその日の中で時間をずらしてもらいます。
忙しい時期でそれが難しいなら予約を取り直します。
不動産屋の予約をキャンセルする場合
不動産屋の予約をキャンセルしたい場合もやはり連絡を入れるのがマナーです。
予約をしたということはあなたのために時間を空けて待っているスタッフがいるということです。
そのため、急用などでいけなくなった時はその旨を伝えて予約を取り直すようにします。
あと、他の不動産屋さんで契約を決めたなど、この先そのお店を利用する予定がなくてもキャンセルの連絡は入れたほうがいいです。
キャンセルの連絡を入れないと不動産屋さんの方から連絡がくることもよくあります。
お店によってはメールや電話の連絡が度々来ることもあるので、行かないなら行かないできちんとキャンセルの連絡をいれたほうが自分が煩わしい思いをしなくてすみますよ。
不動産屋は相談だけでも予約できる?
まだ契約するかわからない、まずは話を聞きたい、という時は不動産屋は相談だけでも予約はできます。
ただ、あえて「相談だけ」と伝える必要はないかなという気もします。
不動産屋さんは契約をとってなんぼなので、不動産屋の営業マンの中には契約する気がない人の接客は時間の無駄と考える人もいます。
あと、自分で部屋探しを経験すればわかりますが、希望条件にあう部屋を見つけるってものすごく時間とエネルギーを使うんですよ。
だから、「相談だけ」と言われると営業マンのやる気が減ってしまうのは仕方ないかなと。
なので、ふつうに部屋を決めるつもりで行って、いろいろ紹介してもらっても「一度考えます」と言って帰ってくれば大丈夫です。
実際に、本気で物件探しをしているお客さんでも「他の不動産屋さんもまわりたいから」と内見しても即決しない人はたくさんいます。
内見予約したのに掲載終了になっているのはなぜ?
不動産屋さんとのやりとりでは、希望の物件を伝えて内見予約したのに自分が内見に行く前にネットの物件情報が掲載終了になっていたり、来店したら他の人に先に契約されていた、なんてことがあります。
内見予約したのになぜ?と思うかもしれません。
これには大きく分けて2つ理由があります。
1つは単純に先に契約した人がいる場合です。
部屋探しは内見の予約よりも先に契約の申し込みをした人が優先です。
賃貸物件はいくつもの不動産屋さんが同じ物件を扱っているので、自分が予約した不動産屋とは別のところで契約されてしまうこともあります。
担当者がそれに気づいた場合、来店の予約までに時間があれば連絡してくれることもあります。
が、ネットに掲載されている物件は次々に契約が決まって行くし、不動産屋さんも接客したり内見に行ったり、忙しい時期はバタバタしていて対応が追いつかないこともあります。
そういう場合は来店した時に「先に申し込みが入ってしまった」と伝えられることもあります。
もう1つはおとり広告を出している場合です。
これは好条件の物件情報をネットや店頭に出しておいて、興味を持ったお客さんをに来店を促すという手法です。
ですが、おとり広告はその名のとおりお客さんを惹きつける「おとり」なので、実際はもうすでに契約が決まっている物件や、退室予定のない物件ばかり。
来店すると「タイミング悪く埋まってしまいました」「そこはまだ人が住んでいて内見できないんです」などと言われて、他の部屋をいろいろ紹介されます。
引越しシーズンで入れ替わりが激しい時期は本当にタイミング悪く埋まったり、3月に大学卒業する人がギリギリまで住んでて内見できない、ということもあります。
なので、こういう対応をされたら必ずおとり広告というわけではないですが、お客さんを釣るためのおとり物件を出している不動産屋は対応に胡散臭さというか、「なんか変」という違和感を感じることが多いです。
まとめ
はじめて不動産屋さんに行く時は自分も部屋探しに慣れていないので予約をしてしっかり時間をとってもらったほうが安心です。
最初は緊張するかもしれませんが、不動産屋さんの予約はメールや電話で本当に簡単にできますよ。
あと、不動産屋さんの良し悪しについてはこのあたりも参考にしてみてくださいね↓
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