隙間テープの剥がし方、賃貸で跡が残らないようにする方法
隙間テープの剥がし方で自分でできる簡単な方法を紹介!
賃貸ですきまテープの跡が残らないように掃除するならこれです。
両面テープや糊の跡を剥がす時に気を付けるポイントもあわせて書いておきますね。
<目次>
隙間テープの剥がし方
賃貸で隙間テープを使った場合は退去する時にきれいに掃除をしておきたいですよね。
ところが、隙間テープを剥がしてみたら糊の跡が残ってしまったり、劣化した両面テープが剥がれなかったり、隙間テープがうまく剥がせないこともあります。
そんな時に隙間テープの汚れを落とす方法を簡単なものから順番に紹介しますね。
消しゴムでこする
隙間テープを剥がした時にテープの糊の跡が残ってしまった、という時に一番簡単にできる方法が消しゴムでこすることです。
シールを剥がした時の糊の跡なんかと同じで、隙間テープの両面テープの跡も軽いものであれば消しゴムでこするだけで取れることがあります。
消しゴムは家に1個くらいはあるものだし、こするだけなので超簡単。
窓サッシとかドアとか、隙間テープをつけていた家の建具を傷つけることもないので、この方法で落とせるならこれが一番簡単だし安心です。
ドライヤーで温める
次に隙間テープの糊が残っている部分をドライヤーで温めるという方法。
両面テープなどの糊は熱を加えると溶けて柔らかくなります。
しばらくドライヤーで温風をあてて糊が緩んできたら端の方を爪でひっかいたり、ヘラでこすったりしてめくります。
うまくすればそこから全部いっきに剥がせますよ。
糊がベタベタして柔らかくはなるけどうまく剥がせないという時は消しゴムでこすってみるときれいに取れることがあります。
この方法は隙間テープの糊を熱で溶かすのに少し時間がかかることがあったり、カチカチに劣化した両面テープには全く効果がなかったりもします。
あと、窓や網戸のサッシなどにドライヤーの温風を長時間あて続けると歪んでしまう恐れがあるのでその点も注意です。
中性洗剤を使う
ここからはがんこな隙間テープの糊跡や、隙間テープが劣化して剥がそうとしたらスポンジ部分だけ取れて両面テープと薄いスポンジが残ってしまったという時に試したい方法です。
家にありそうなものでまず使えるのが中性洗剤。
キッチンで使う食器洗い洗剤や、リビングなどの掃除に使う洗剤のことです。
こういった洗剤には界面活性剤が含まれていて、その作用で粘着力を弱めます。
使い方は
まず、隙間テープの跡に中性洗剤を広げていきます。
固まった糊に染み込ませるイメージでしっかりとつけるのがポイントです。
洗剤をつけた部分をラップで覆い、そのまま10分くらい待ちます。
隙間テープの糊が柔らかくなってきたら雑巾で拭き取ったり、落ちにくい部分はヘラなどで削って汚れを落とします。
最後に水拭きして終了です。
キッチンやリビングで使う中性洗剤は刺激が少ないので安心して使えるのがいいところです。
クリームを使う
ハンドクリームも隙間テープを落とす時に使えます。
ハンドクリームに含まれる油分が両面テープの粘着力を弱めてくれるからです。
というと、油分たっぷりのこってり系のクリームを使ってしまいがちなんですが、サラッとした水分量が多いクリームの方が固まった糊には馴染みやすいです。
隙間テープを剥がす範囲が広いとハンドクリームを使うのがもったいないと思う人もいるかもしれません。
そういう場合は掃除用に100均などで売っている安いハンドクリームを買ってきて使うのもありです。
使い方は、
ハンドクリームを剥がれない隙間テープの上に塗ってラップなどをして少し時間をおきます。
両面テープにしっかり染み込むようにクリームをたっぷりと塗るのがポイント。
その後、クリームを拭きとりながらふやけた両面テープや糊を落とします。
クリームのベタベタが気になる場合は最後にしっかりと水拭きをして油分を取り除きます。
テープの糊をハンドクリームで落とす方法はクリームの成分によって効果が変わってきます。
あと、クリームは油なので木材などに使うと染み込んでしまい、シミが残ってしまうことがあるので気を付けてくださいね。
剥離剤を使う
家にあるもので隙間テープの剥がし方を試してみたけど、テープがきれいに剝がせなかったり、糊跡が残ってしまう、そんな時は
シール剥がしなどの剥離剤を使います↓
あと、シールはがしスプレーは最近はダイソーなど100均でも買うことができますよ。
使い方は
シール剥がしの溶剤をキッチンペーパーやコットンなどに染み込ませて隙間テープを剥がしたいところに貼り付けます。
その上からラップで覆って溶剤が両面テープにしっかりと染み込むようにおさえてしばらく置きます。
糊がふやけてきたらヘラなどを使って隙間テープの端をめくり、そのままテープを剥がしていきます。
剥離剤を使うと糊跡やシール跡を落とすのがすごく楽になります。
特に劣化してスポンジだけ剥がれてしまったような隙間テープにはあれこれ試すより最初からシール剥がしなどを使ってしまった方が簡単だし早く終わりますよ。
剥離剤のよって使える場所や素材が違うので、買い物する時に自分が使いたい場所につけられるかどうかしっかり確認してから買ってくださいね。
除光液を使う
マニキュアを落とす除光液にもテープの粘着力を弱らせる効果があります。
使い方はシール剥がしの剥離剤などといっしょです。
除光液を使う場合は火の気のない所で使うこと、あと、素手でさわっていると手荒れをすることがあるので気になる場合はゴム手袋などを使って作業します。
あと、除光液はマニキュアを落とすものなので、塗装やワックスがついている部分には使えません!
除光液をつけると塗装などが剥げてしまいます。
隙間テープの剥がし方の注意点
糊の跡などが残ってしまった隙間テープを剥がす時に特に気を付けたいのがこの3点。
①掃除する部分の素材を確認
それぞれのやり方のところにも書きましたが、テープを剥がすのに使うアイテムは素材によっては使えないことがあります。
間違って使ってしまうと染みができたり、塗装が剥げたり、変色してしまう恐れがあります。
まずは使える素材かどうか、しっかり確かめてから買うこと。
そして、大丈夫かどうか自信がない時は目立たない部分で試してみて、大丈夫そうだったら全体に使って掃除をするようにしたほうが安心です。
②傷をつけないように気を付ける
隙間テープの剥がし方に使うアイテムはだいたいが「糊を溶かす」アイテムです。
で、糊が溶けたらヘラや定規、カッターなど固いものや尖ったものでこすってテープを剥がしていきます。
この時、気を付けないと掃除する部分に細かい傷をたくさんつけてしまいます。
特に固まった糊をカッターでそぎ落とそうとすると傷ができやすいです。
アルミサッシや窓ガラスは傷がつきやすいし、ドアなどは塗装が剝がれやすいし、木製の建具は力を入れすぎると削れちゃいます。
心配な場合は割りばしや、割りばしにガーゼを撒いたものなどを使うと傷を作りにくいですよ。
③手荒れに注意
洗剤や剥離剤、除光液は素手で長時間さわっていると手荒れしてしまうことがあります。
で、隙間テープを剥がす時はどれもコットンなどにたっぷり染み込ませて使うのがポイントなので、作業をしているとどうしても溶剤が手についてしまいます。
なので、ボム手袋やビニール手袋を用意しておいた方が安心して思いっきり掃除ができますよ。
その他の隙間テープの剥がし方
この他にもネットなどで調べていると隙間テープの剥がし方はいろいろ出てきます。
ただ、賃貸には向かなかったり、私がやったことがなかったり、という方法なので、「こんな方法もありますよ~」という感じでサラッと紹介だけしておきますね。
●お酢
お酢は酸性の両面テープなどの粘着力を溶かす作用があります。
洗剤や薬品を使いたくないという人には嬉しいアイテムです。
使い方はここまで紹介してきた溶剤などと同じで、コットンなどに染み込ませてパックして時間を置き、拭き取るだけです。
ただ、お酢はにおいが強いので掃除した後にお酢のにおいが残ってしまうんですよね。
食べ物のにおいでゴキブリなどもきそうだし、私はにおいが嫌で掃除にお酢は使いません。
あと、木製の部分に使うと染みになります。
●ライターオイル
ライターオイルの成分もテープの粘着力を弱めてくれるのでシール剥がしの代わりに使う人もいます。
ただ、私はタバコを吸ったりしないのでライターオイルに馴染みがなく、扱いが心配なので試したことがありません。
あと、ライターオイルはオイルなので、木製の建具や床に垂らすと染みになります。
●灯油
灯油も剥離剤の代わりになるといわれています。
でも、一人暮らしの家に灯油ってまずないし、扱うのが怖いので私はやったことがありません。
●水糸
水糸という建築の時などに使われるアイテムがあるんですが、これで隙間テープを剥がすという人もいます。
この水糸をデンタルフロスを使う時のように指に巻き付けて、隙間テープを削ぎ落していくイメージです。
隙間テープの剥がし方まとめ
隙間テープにもいろいろあるので粘着力が強力なものは剥がすのに苦労するかもしれません。
一方、ダイソーの隙間テープとかならそれほど大変ではない気がします。
ただ、隙間テープを一年中貼りっぱなしにしたりしていると両面テープが劣化して剥がしにくくなります。
なので、隙間テープを貼る時は「冬が終わったら一度剥がす」など、シーズンごとに取り換えるのがポイントです。
あとは貼る時に隙間テープの跡が残らないように工夫するのもおすすめです。
隙間テープの跡が残らない貼り方についてはこちらの記事で触れています↓
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