【実録】生チョコの手作りの賞味期限!冷凍で日持ちするか試してみた
生チョコといえば手作りチョコの中でもレシピが超絶簡単で、さらに初心者でもそれなりの味になるという嬉しいお菓子。
なので、バレンタインの時にみんなに配るように大量に作るなんてことも多いですよね。
はい、ずぼらな私はまさにその一人です。
そこで気になるのが手作り生チョコの賞味期限、せっかくプレゼントしてもそれでお腹を壊されたら大変です。
そこで、生チョコの賞味期限や上手な保存方法、実際に私が生チョコの長期保存を試してみて感じたのがこれです。
<目次>
生チョコの賞味期限は?
ふだんあんまり料理をしない私が生チョコを手作りする理由といえば1つ、そう、1年に1度のバレンタインのためです。
以前私がいた職場ではバレンタインには女子がそれぞれ義理チョコを配るという空気がなんとな~くありまして。
お金をかけるのも嫌だしチョコを用意するのも面倒だけど、一人つっぱって「やりません!」というのはもっと面倒・・・
ということで、お金と手間がかからなそうな生チョコを作ることにしました。
で、社会人なら誰しもが思うことだと思うんですが、できるなら休日に作ってバレンタインに渡したいですよね。
そこで気になったのが「生チョコを手作りしたら賞味期限はどれくらいなのか?」ってことです。
せっかく手作りして配っても私の生チョコが食中毒を起こしたら目もあてられない・・・
ということで、まずはサクッと自分で調べてみたところ、
手作り生チョコの賞味期限は3~4日
(明治製菓さんのホームページより)
とのこと。
思ったより短い。
え?生チョコってそんなに日持ちしないの?と思い、念のためパティシエをしている友人にも生チョコの賞味期限を聞いてみたところ、
同じチョコレートでもチョコレート菓子によって材料が違うのでチョコレートだからといって長持ちするわけではない。
生チョコは材料に生クリームをたっぷり使うからふつの板チョコなんかに比べると全然日持ちしない。
とのことでした。
ただし、この賞味期間3~4日というのは生チョコをチョコレート、生クリーム、ココアパウダーの基本の材料のみで作った場合。
もし、生チョコの中に刻んだフルーツを混ぜたりするなら賞味期限は1~2日とさらに短くなるとのことでした。
うーん、ロイズの生チョコとかだと賞味期限が製造から30日くらいなので、流石に1ヵ月は無理でも手作りでももう少しいけるかなぁと思っていたのだけど。
やっぱり市販の生チョコの賞味期限が長いのは衛生管理がしっかりしてるからで素人の手作りではそうはいかないんですね。
しかも、市販の生チョコでも賞味期限1ヵ月というのは未開封の状態での話で、開封してからは「お早めにお召し上がり下さい」って書いてある。
やっぱり生チョコって日持ちしないんだなと改めて思ったのでした。
そして手作り生チョコを日持ちするようにするには余計な物は入れずシンプルに作るのが一番。
生チョコの保存方法
そんなデリケートな生チョコを少しでも長持ちさせるために保存方法も教えてもらいました。
まず、生チョコは冷蔵保存が基本です!
生チョコは材料に生クリームがたくさん入っているので溶けやすいし傷みやすい。
なので、冷やしてないとすぐにダメになってしまいます。
ちなみに、冷蔵庫の中の温度は10℃以下、だいたい5~6℃くらいの設定なのでそれくらい寒いところだったら冷蔵庫にいれなくても理論上は大丈夫。
でも、うっかり暖房があたったり、近くに電気ポットとか熱を出すものがあったりすると知らないうちに温まってることもあるからできるだけ冷蔵庫に入れたほうが安心です。
そんなわけで、生チョコは常温保存はできません。
暖かい部屋に生チョコを置いておくと傷みが早くなるのはもちろん、品質の劣化も早いです。
前述のパティシエの友人によると、チョコレートには「ファットブルーム」というのがあるそう。
生チョコを常温保存するとチョコの中のココアバターが表面に浮き出てきてしまい、チョコの表面が白くなってしまうとのこと。
別にそれでも問題なく食べられるけど、見た目がカビみたいだからファットブルームって知らないと食べにくい、と。
確かにね、しかもそれが手作りのもらい物だったら嫌だよね・・・
生チョコは冷凍できる?
で、ここで素人が考えるのが「生チョコを冷凍したら賞味期限のびるんじゃない?」ってことだ。
冷凍庫無敵説。
生チョコの冷凍保存に関しては一応できるそう。
生チョコを作ってすぐ冷凍すれば2週間くらいなら日持ちする、でも風味は落ちるとのこと。
ってことで、これは後日、私自身が実際に試してみました。
生チョコを冷凍する時のコツ
まず生チョコを作ったらジップロックのような密閉できる袋に入れて中の空気をしっかり抜きます。
これはチョコを乾燥させないためとチョコの風味を落ちにくくするためです。
で、これをまずは冷蔵庫で冷やします。
いきなり冷凍庫に入れると急激な温度変化になるのでチョコの風味が落ちてしまいやすくなるそう。
なのでまず冷蔵庫で徐々に冷やして、チョコが冷たくなったら冷凍庫に移します。
ちなみに、チョコを解凍する時も冷凍庫からいきなり常温ではなく、冷凍庫→冷蔵庫→常温とするのがおすすめです。
いきなり常温だとさっき紹介したファットブルームになる心配があります。
なので、生チョコを食べる前日に冷凍庫から冷蔵庫に移して自然解凍するのがいいですね。
生チョコを冷凍してみた感想
で、実際に冷凍保存してみた手作り生チョコの味と賞味期限はどうだったのか?
というと、まず私の場合は生チョコの冷凍庫での保存期間が2週間ちょっと。
見た目はそれほど変わりませんでしたが、食べてみると確かに作りたての時のような口の中にブワッと広がるチョコの風味は薄まっています。
まずいということはないけど、できたての味を知っていると味は落ちている。
あと、日持ちに関しては、冷凍で2週間過ぎた生チョコを食べても私は特に食中毒になることはありませんでした。
ただ、2週間を越えてからはなんとなく自分の中で「生チョコって賞味期限切れでも食べれる?」という思いが湧いてくる・・・
なので、なんとなくお腹痛くならないか不安になりながら食べるので気分的においしさが損なわれる感じはありますね。
いろんな意味で、生チョコは早めに食べたほうがおいしいです。
生チョコをプレゼントする時の注意点
最後に、バレンタインなどで手作り生チョコをプレゼントにする時に気をつけることも書いておきますね。
生チョコの手作りはわたす前日
ここまで書いてきたように、手作り生チョコは本当に日持ちしません。
なので、もし人にあげるなら生チョコの手作りは渡す前日が一番いいです。
冷蔵庫に入れておけば数日もつ、とはいえ、素人の手作りお菓子は市販のお菓子とは衛生管理が全然違います。
雑菌も増えやすいです。
なので、生チョコを作っている時はできるだけ素手で触らないようにすること。
チョコをラッピングする時は使い捨てのビニール手袋をするなどして気をつけます。
ちなみに、生チョコを素手でつかむとチョコの表面に指紋がつくことがあるので気をつけて!
生チョコは持ち運びも冷蔵で
手作り生チョコを持ち運ぶのはたいていバレンタイン、寒い季節だから大丈夫かな?と思ってしまいがちなんですが、ここでも油断はできません。
電車の中や車の中は暖房が効いているから暖かいし、職場などについてからも冷蔵庫に入れられなければ部屋は暖かいので生チョコはダメージを受けています。
生チョコを持ち運ぶ時は保冷バグや発泡スチロールの容器に保冷剤と一緒に入れて持っていくのがベストです。
早く食べるように伝える
生チョコの場合、渡した後もまだ安心はできません。
自分が賞味期限や保存方法に気をつけていても、相手がすぐに食べてくれるとは限らないからです。
賞味期限はあくまで目安、保存の状態によってはもっと早まることもあります。
生チョコを受け取った相手が暖かい部屋でチョコを放置したら生チョコはどんどん劣化していきます。
なので、生チョコをプレゼントする時は「手作り生チョコだから早く食べてね」と伝えるのが大事です。
ポイントは「日持ちしない」ということをしっかり伝えること。
人によっては市販のチョコと同じ感覚で賞味期限を長く考えていたり、机の上に置きっぱなしにする人もいます。
自分の生チョコで食中毒を起こさないためにはとにかく「早く食べて!」と念押しすることですw
渡したその日のうちか、冷蔵庫で保存して翌日までには食べてもらいましょう。
生チョコは宅配には向かない
もうお気づきとは思いますが、手作り生チョコは宅配には向きません。
中には遠距離中の彼氏にプレゼントで送りたいという人もいるかもしれませんが生チョコはやめたほうがいいです。
宅配便の場合、送る地域によっては翌日届くとは限らないし、相手が必ずその日に受け取れるとも限りません。
これは賞味期限の短い手作り生チョコには致命的。
あと、ふつうの宅急便で送る場合は温度管理も心配です。
冬なので屋外やトラックの荷台は寒いかもしれませんが、荷物の仕分けをする集配センターなんかは人もいるので暖房がきいていることもあります。
クール便で送るという手もあるけど・・・そこまでするなら他の日持ちするお菓子のほうがいいと思います。
手作り生チョコの日持ちまとめ
というわけで、手作り生チョコは意外と日持ちせず、賞味期限=消費期限と考えた方がいいです。
なので、もしプレゼントするなら渡す前日に作るのがベスト。
私もしぶしぶ仕事帰ってから手作りして翌日職場に持っていきました。
生チョコは作り方も簡単だし、すぐにできるラッピングを用意しておけば仕事帰りの夜と翌朝のちょっとの早起きで作れないことはないですよ。
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