寝る時にマスクを濡らす!濡れマスクの作り方と寝るとき専用マスク
冬は朝起きるとなんだか喉がイガイガしていて不快!
ということで、寝るときにつけるマスクをあれこれ調べたり自分で試したりしてみました。
私がやっている簡単にできる濡れマスクの作り方なども紹介しますね。
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<目次>
寝るときのマスクの効果
寝ている間にウィルスが増殖!?
空気が乾燥する冬は朝起きた時に喉の調子がよくないって感じることがよくあります。
なんだか喉がイガイガするような、あれ?風邪ひくのかな?と思うような。
きのうの夜はなんともなかったのに一晩のうちに何があったんだ!?と思ってしまうこともしばしば。
そこでまずは就寝中に喉が乾燥したり痛くなる理由について調べました。
寝ている時にのどが乾燥する理由は大きくわけて2つ。
まず、就寝中は唾液があまり出ないというのがあります。
さらに、寝ている時は知らないうちに口呼吸になりやすいんですね。
乾いた空気は鼻から吸うと喉に達するまでのわずかな間に湿るんですが、口からだと喉にダイレクトに乾いた空気が入ってしまうんです。
そうすると当然、喉が乾燥します。
あと朝起きたときに喉がイガイガしている時には乾燥がこんな影響をもたらしてます。
喉の粘膜は潤いがあると侵入してきたウィルスを抑える効果があるんですが、喉が乾燥するとそのはたらきが落ちてしまいます。
なので、寝ている間に乾燥した喉にウィルスがつくといっきにウィルスが増殖することがあり、結果、夜から朝にかけての時間に風邪をひくということがあります。
つまり、逆をいえば就寝中の喉を潤せば朝起きた時の喉のイガイガの予防はもちろん、風邪をひきにくくなるってことです。
寝るときのマスクの効果
じゃあ寝ているときの喉はどうやって潤せばいいのか?
となると、パッと思い浮かぶのが部屋の加湿ですよね。
部屋の湿度を上げさえすればふつうに息をしててものどの乾燥をおさえられるわけですから。
ところが、寝るときの部屋の加湿っていうのが実はちょっと難しい。
というのも、寝る前と就寝中だと部屋の環境が変わっちゃうので湿度管理がしにくいんですよ。
喉の加湿や風邪やインフルエンザの予防のためには部屋の湿度を50~60%にするといいと言われています。
で、寝る前に部屋の湿度をそれにあわせるじゃないですか。
でも冬の場合、寒いから起きてる時はエアコンをつけてますよね?
エアコンは部屋を乾燥させる大きな原因なので、エアコンをつけてる状態で湿度50~60%にあわせるわけです。
ところが!
寝る時はエアコンを切ります。
すると空気を乾燥させる原因が一つ減ります。
また、部屋の気温が下がるので空気中に溜め込める水分の量も減ります。
(空気は暖かいと水分をたくさん溜め込めて、寒いとその量がすくなくなるという特徴があります。)
その結果どうなるかというと、部屋の湿度が上がりすぎるんです。
そうなると、確かに空気の加湿は十分にされているけど多湿すぎてカビやダニが発生する原因になるし、朝起きると結露で窓がびちゃびちゃです。
なにより寝苦しい!
というわけで、
寝るときに喉を潤したいのであればマスクをしたほうがずっと快適というわけです。
ちなみに、マスクをすると自分が吐いた暖かい湿った空気がマスクの中に溜まるのでマスクの中だけ湿度を上げることができます。
息を吸う時はまたそれを吸うので潤った暖かい空気を喉に届けることができます。
おかげで、就寝中に喉が痛くなるのを防げたり、冷たい空気を吸うことで体が冷えるのを防ぐことができるんですね。
また、マスクで口を覆うことによって鼻呼吸を促すことにも役立ちます。
寝る時の乾燥対策には濡れマスク!
濡れマスクのメリット
そんなわけで、寝るときの喉の乾燥対策にはマスクがいいわけですが、中でも喉を潤すのに効果的なのが濡れマスクです。
マスクが湿っていることで口元(鼻元?)で水蒸気を蓄えた空気を吸うことができるので加湿器なみの効果を期待できます。
そんな濡れマスクですが、実は種類がいくつかあります。
濡れマスクの種類
ガーゼマスクで濡れマスクを作る
まず手っ取り早いのがガーゼマスクを水で湿らせた濡れマスクです。
これはもう、ほんと、わかりやすいですよね。
あの昔ながらのガーゼのマスクを塗らしてしぼるだけです。
メリット
ガーゼマスクの濡れマスクのメリットは洗濯すればまた使えるのでコストがあまりかからないこと。
あと、ガーゼは肌触りがやわらかいので擦れても肌の刺激になりにくいです。
寝ている時は無意識で顔を触ったり寝返りをうったりしているのでお肌の状態を気にする人にとっては大事なポイントです。
デメリット
逆にガーゼマスクを使うデメリットはマスクの濡れてる部分が顔に当たると冷たいことと、寝具にあたると寝具が濡れてしまうことです。
ガーゼマスクの濡れマスクの作り方
なので、ガーゼマスクで濡れマスクを作る時はマスクの上1/3だけを塗らしてそこを外側に折り返します。
そうすることで口や頬などに濡れた部分をあてずにすむし、二重になる部部があることでマスクが安定してずれにくくなります。
マスクの上1/3を折り返すとマスクの幅が小さくなるので鼻を覆えなくなりますが、鼻は出ていても大丈夫です。
鼻のすぐ下にマスクの水分を含んだ部分がくるので吸う空気は潤います。
鼻を出していたほうが呼吸がしやすいので寝ている間にマスクをはずしてしまう回数も減らせますよ。
ガーゼマスクをぬらす時は耳にかけるひもを濡らさないように気をつけてくださいね。
不織布マスクで濡れマスクを作る
次に風邪予防などでよく見かける不織布の使い捨てマスクで濡れマスクを作る場合です。
メリット
不織布のマスクを使うメリットは立体構造になっているのでマスクが顔に張り付く感じが少なく息苦しさが改善されることです。
デメリット
一方、デメリットは不織布のマスクは使い捨てになるのでガーゼマスクを使うよりコストがかかります。
不織布マスクの濡れマスクの作り方
不織布のマスクで濡れマスクを作る方法はいくつかあります。
私がよくやるのは濡れマスクの作り方でみつけたキッチンペーパーを使った方法。
用意するのはマスク2枚とキッチンペーパー1枚です。
キッチンペーパーを四つ折にして水に濡らし、水が垂れない程度にしぼります。
水をしぼる時はギュッと握ってしまうとキッチンペーパーがぐしゃっとなってしまうので、手の平で挟んでプレスするようにしてしぼるといいですよ。
それをマスクの上にのせ、
さらにもう一枚、マスクを重ねます。
↑わかりにくいかもしれませんがこれは、マスク、キッチンペーパー、マスクと、マスクでキッチンペーパーをサンドしてる状態です。
こうすることで濡れたキッチンペーパーが顔に当たらなくなるので快適です。
気にしない人はマスク1枚で濡れたキッチンペーパーを直接顔にあてても大丈夫です。
ちなみに、キッチンペーパーがない時はメイクを落とす時に使うようなコットンでも代用できます。
あと、濡れたティッシュでの濡れマスクの作り方も同じです。
キッチンペーパー、コットン、ティッシュだと圧倒的にキッチンペーパーの保湿力が高いです。
特に厚手のクッキングペーパーは水の吸い方がめちゃくちゃいいです。
私のお気に入りはこれ、ふんわりした厚みがすごくいいです↓
ティッシュは薄いしあまり水を蓄えられないので濡れマスクにはあんまり向かないです。
2枚重ねのマスクをつけたら内側のマスクの耳ひもをはずします。
外側のマスクでおさえられるので、内側のマスクの耳ひもをはずしてもずれることはありません。
耳ひもを2つかけていると耳が痛くなります。
あと、不織布の濡れマスクの場合も息苦しい時は鼻を出しても大丈夫です。
市販の濡れマスクを使う
最後に一番楽で効果的なのが市販の濡れマスクを使うことです↓
これは不織布のマスクに付属のローションシートを入れて使う商品で、商品パッケージによると保水フィルターの効果は約10時間も持続するとのこと!
無香料と香りつきのものがあります。
メリット
市販の濡れマスクを使うメリットは立体構造に加え通気性がいいので呼吸がしやすいこと。
そして準備が楽なのもいいところ。
マスクをつける時に個包装のフィルターの封を切りマスクのポケットに設置するだけなのでベッドの中でも準備できます。
さらに、市販の濡れマスクはなんといっても保湿効果が抜群にある!!
私は本格的に風邪をひいた時にのどぬーるぬれマスクを使うんですが、自分で用意する濡れマスクより圧倒的に快適で、潤いも長持ちします。
デメリット
一方で、市販の濡れマスクのデメリットはといえばやっぱりコストがかかること。
3個セットで売られてるんですが、1枚あたり100円ちょっとと割高です。
市販の塗れマスクは衛生面のことを考えて1回ごとの使い捨てなので毎日マスクに100円と考えると、うーん、やっぱりちょっと高いかなと。
人によっては乾いたフィルターに水を染みこませて3回くらい再利用する人もいますけど・・・
あんまり気分がよくないので私はやりません。
寝るとき専用マスク
寝るとき専用マスクを選ぶポイント
さて、ここからは濡れマスクとはちょっと違うんですが、寝るとき専用のマスクというのがあるのでそれもあわせて紹介しておきますね。
濡れマスクもいいけどなんか準備とか面倒という方はご参考にどうぞ。
寝るとき専用マスクの特徴といえばなんといっても素材や形が独特なことです。
肌触りの柔らかいシルクのマスクや吸湿保湿せいに優れたマスク、また、耳ひもの調整ができて耳が痛くないようにできていたり、首まで暖められるデザインだったり。
外出時につけるマスクとは違っていかに快適に眠れるマスクかというのがポイントです。
就寝用マスク3選
今治タオルマスク
あの今治タオルブランドの寝るとき用のマスク。
今治タオルと同じ加工ということで吸水性に優れているのがうりです。
雑誌のananなんかでも取り上げられていたオーガニックコットンのマスクで、肌にあたった感じは柔らかいです。
耳にかけるひもを自分で調整できるのもいいところ。
アルファックス 潤いシルクのおやすみマスク
保湿性に優れたシルクのマスクで、チクチクせず肌触りもいいです。
縦12.5cm、横17cmほどの大きめサイズで鼻、口、頬をすっぽり覆ってくれるのが特徴。
立体構造なので息苦しさや肌にはり付く感じも少なく使いやすいです。
耳ひもにはアジャスターがついていて長さを調節できます。
やさしいシルク混おやすみマスク
これは鼻、口、頬にくわえて首まですっぽり覆えるマスクです。
手にとった見た目はマスクというより腹巻みたいな感じ。
伸縮性にも優れていて伸びがよく、耳も痛くなりません。
喉の加湿をしてくれるのはもちろんなんですが、夜寝るときに寒い首元を暖められるのが嬉しい。
シルク100%じゃないのがちょっと残念。
寝るときのマスクまとめ
こんな感じで、喉に潤いが欲しい時は私は不織布で濡れマスクを作ってつけることが多いです。
でも長期的に見ると肌や耳に優しい寝るとき専用マスクのほうがいいなと思ってます。
寝るとき用マスクも手頃な値段なのでコスパでいったらお得ですよ。
マスク以外の喉の乾燥対策はこちらも参考にどうぞ↓
▼喉の乾燥対策!イガイガ痛くなるのを防ぐ効果的な8つの方法
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