フローリングと布団のカビ対策!予防法と下に敷くもののおすすめ
一人暮らしの部屋だとそんなに広くないので大きなベッドは置かずにフローリングに布団をじかに敷くこともありますよね。
フローリングに布団を直敷きすればコンパクトだし、人がくる時は布団を畳んでしまえば部屋にスペースを作れるので便利。
ただ、フローリングに布団を敷くときに心配なのがカビなんですよね。
裏にカビが生えた布団で寝るのは衛生的に良くないし気分も悪い・・・
さらに賃貸だとフローリングにカビが生えたら退去時にお金がかかりそうで心配になりますよね。
そこで今回はフローリングに布団を敷くときのカビ防止の対策について、私の経験談も含めて紹介しますね。
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<目次>
フローリングに布団を敷くとカビが生える原因
カビといえば水まわりに生えるもの、というイメージがあるのでフローリングって一見カビとは無縁な気がしますよね。
でも、フローリングに敷布団やマットレスを直に敷くとカビが生える環境が整っちゃうんですよ。
まずそもそもなんですが、目には見えないけどカビの胞子は空気中に漂っています。
なのでお風呂やキッチンだけじゃなく、居室スペースにもカビのもとはいるんです。
湿度が65%以上、温度が20~25℃くらいがカビにとっての適温で、この条件がそろうとカビは居室でもどんどん繁殖します。
で、その条件がそろうのがフローリングとふとんの間ということなんですね。
フローリングと布団の間に水分なんてないじゃん!と思いがちなんですが、実は結構湿気がたまっているんですよ。
その湿気はどこからくるのかというと、大きくわけると3つあります。
まずは汗。
人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくといわれていて、暑い夏はもちろん、冬も布団をたくさんかけたり着こんで寝ると思った以上に汗をかいています。
次に結露。
一晩寝ていると布団は自分の体温で暖かくなります。
一方、フローリングは冷たいのでその温度差で布団との間に結露が発生しちゃうんです。
そして、部屋の湿気です。
梅雨や夏の湿度が上がる季節はもちろん、加湿機を使ったり洗濯物の部屋干しをすることで冬も湿度があがります。
冬は屋外との気温差で窓や壁に結露がでることでも湿度が上がります。
特に鉄筋コンクリートのマンションなんかは気密性が高いので湿気が溜まりやすいです。
で、フローリングの上に布団を直に敷くと風が通る隙間がないので湿度と温度が保たれて、カビが生えてしまうというわけです。
そういうわけで、春夏は高温多湿のせいで、秋冬は温度差や結露のせいでカビは一年中、いつでも発生します。
フローリングと布団のカビ予防の対策
フローリングと布団の間のカビを予防する方法はいろいろあるので、タイプ別に紹介しますね。
布団の下に敷くもの
フローリングと布団のカビ対策でまず思いつくのが布団の下に敷くものですよね。
これもいくつか種類があります。
フローリングの布団にはすのこ
布団のカビ対策とえばすのこですよね。
最近は布団のためのすのこアイテムが本当にいろいろ売られています。
スタンダードなのはこういったすのこマット↓
すのこを敷いて床と布団の間に隙間を作ることで風の通り道ができて湿気を溜めずにすみます。
最近は簡単に折りたためるスタンド式のすのこも多いので、その上にそのまま布団を干すこともできます。
あと、ニトリのすのこベッドには8分の1くらいの大きさに折りたたんで収納できるコンパクトタイプのすのこもありますよ。
ただ、すのこも万能ではなく、板と布団がくっついているところはフローリングと布団がくっつくのと同じ状態です。
なので、ずっと布団を敷きっぱなしにしているとカビが生えることがあります。
ちなみに、私はすのこベッドの上にベッド用のマットレスを敷きっぱなしにしていてカビを生やしてしまったことがあります・・・
足つきすのこベッドなど少し高さがあるものならすのこの下に乾燥剤を入れておいたり、吸湿性のある新聞紙なんかを入れておくのもおすすめです。
フローリングの布団には除湿シート
フローリングと布団の間の湿気を取り除いてくれるアイテムには除湿シートもあります↓
除湿シートは洗ったり干したりすれば繰り返し使えて、吸湿効果が持続するのがいいところです。
ただ、除湿シートも完璧ではなく、湿気がすごいと除湿シートそのものにカビが生えることがあります。
フローリングの布団にはござやい草マット
最近人気なのがい草でできたマットやござです↓
い草でできた畳の上に布団を敷いておいてもカビはあまり生えないですよね。
これはい草には高い吸湿性があるからです。
い草マットやござはいろいろあって、布団の上に敷く物もあれば、ラグのように床に広めに敷くものあったり。
畳のように厚みのあるものもあります。
い草マットの中でも安いのはやっぱりニトリで、一畳くらいの大きさで1,290円です。
カビの発生を抑える防カビ加工や菌の繁殖を抑え嫌な臭いの発生を防ぐ抗菌防臭加工もしてあります。
ニトリのい草マットには裏に布がついているタイプもあるんですが、布部分にカビが生える可能性もあるのでい草だけのほうがおすすめです。
ただ、厚みのないい草マットやござの場合は薄いので畳のようには湿気を吸い込むことはできません。
布団のカビ対策
次に布団そのものにできるカビ対策を紹介します。
ふとんを毎日しまう
布団を敷きっぱなしにしていると通気性がわるく湿気も溜まるのでフローリングにカビが生えやすいです。
なので、できれば毎日ふとんを上げ下げしてフローリングを空気にさらすのがカビの予防には一番の対策です。
ただ、起きてすぐに布団を畳むと寝ている間に布団の中にこもった湿気がそのままになってしまって布団やクローゼットの中がかびる原因になってしまいます。
そこで、朝起きたらまず掛け布団をめくってそのまま20~30分乾燥させてから布団をたたむのがポイントです。
布団を干す
布団にこもった湿気を取り除くには定期的に布団を干すことです。
理想は週に1回の天日干し。
ベランダに布団を干せない場合は風通しを良くした室内での日陰干しでも効果があります。
扇風機で湿気を飛ばす
室内で布団を干すときに湿気を飛ばすなら扇風機で風をあてるのが効果的です。
布団を敷いていたフローリング部分も含めて30~1時間くらい風をあてるとだいぶカラッとします。
フローリングと布団のカビには布団乾燥機
秋冬は扇風機を自分に向けていなくても室内で風を起こすだけで寒さを感じますよね。
そういう時は布団乾燥機を使うのが便利です↓
布団乾燥機はセットしたら後は放っておいて大丈夫だし、布団がふかふかになるのも嬉しいです。
ただ、ずっと布団を敷きっぱなしの万年床の上で使うと温度を上昇させてカビが増えてしまいそうな気がしないでもない・・・
なので、一度ふとんをどかしてフローリングを掃除した上で使ったりというほうがいいです。
布団そのものを変える
最近は機能性に優れた布団が増えていて、中には「吸湿」「速乾」という特徴の布団もあります。
布団じたいをこういった機能性の高いものに変えることで湿気を溜め込まないというのも手です。
フローリングのカビ予防
さいごにフローリングにできるカビ予防です。
部屋の換気
部屋の湿度を上げすぎないためには換気が大切です。
朝起きたら窓を開けて一度換気して、できれば部屋に湿度計を置いて湿度が上がりすぎている時はこまめに換気するようにします。
梅雨や夏など窓を開けても湿度が下がらない時は除湿機を使うのもおすすめです。
結露をふく
冬は屋外と室内の気温差で窓や壁に結露が発生しやすくなります。
結露がダラダラ流れている状態だと部屋の湿度はどんどん上がってしまうので、結露がでている時とはこまめに拭き取るようにします。
100均の窓に貼る結露防止シートなんかを使うのも便利ですよ。
こまめに掃除
カビは髪の毛やほこりなどを栄養にして繁殖していきます。
なので、こまめに床の掃除をするのもフローリングのカビ予防には効果がありますよ。
布団を敷きっぱなしにしているとそのまわりにゴミが溜まりがちになるので、布団を干すタイミングでフローリングもきれいにします。
カビ予防スプレー
掃除の仕上げにフローリングにカビを予防してくれるスプレーをしておくのも効果的です↓
その点、この防カビ侍の水性タイプはワックスやニスが塗られたところや木材にも使えます。
賃貸のフローリングに使う時は念のためはじっこの目立たないところで試してから使った方がいいですが、アルコールを含んだ消毒液よりはフローリングの変色の心配をしないで使えます。
まとめ
私もいろいろやってきましたが、フローリングと布団のカビ予防はどれか1つやれば大丈夫というものではないです。
いくつかのカビ対策を組み合わせることで効果を発揮してくれるという感じなので、自分でできる範囲でいろいろ試してみてくださいね。
賃貸の場合、フローリングにカビが生えると自分でできることは少ないのでとにかくしっかり予防することが大切ですよ!
賃貸のフローリングのカビについてはこちらも参考にしてみてくださいね↓
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