オイルヒーターは暖かいのか?実際に使ってみて後悔した点【体験談】
一人暮らしの部屋の暖房としてアイリスオーヤマのオイルヒーターを購入しました。
買う時にオイルヒーターの口コミや評判を調べていて「オイルヒーターは暖まらない」という声もあったのでどうなのかな?と気にはなっていたんですが・・・
実際に使ってみてオイルヒーターがどういうものなのかよくわかりました。
オイルヒーターで部屋は暖かくなるのか?ならないのか?私の本音の感想と体験談がこちらです。
<目次>
オイルヒーターをメインの暖房として購入
一人暮らしの部屋の暖房にとオイルヒーターを購入しました。
オイルヒーターを買ったきっかけは、真冬に引越しをしたところ新居のエアコンがタバコ臭くて使えない・・・ということが判明したから::
エアコン以外の暖房器具で暖を取ろうと思い、ずっと気になっていたオイルヒーターを購入してみることにしました。
ただ、買う前にいろいろ調べているとオイルヒーターの口コミには
・8畳の部屋もしっかり暖まる!ものすごく快適!
・オイルヒーターは部屋が全然暖かくならない!寒い!
と真逆の感想があって、どっちなんだよ~??と思っていたんですよね。
でも、割合としては良い評判の方が多かったので、せっかくの機会ということでオイルヒーターを試してみることにしました。
ちなみに今回私が買ったのはこちらのアイリスオーヤマのオイルヒーター↓
商品のレビューはこちらに書いています↓
▼アイリスオーヤマオイルヒーターIWH-1210K-Wを使ったレビュー【画像】
で、オイルヒーターを使ってみて実際に暖まるのかどうか、については「アイリスオーヤマだから良い、悪い」ではなく、オイルヒーターの特徴によるところが大きいなと思いました。
なので、ここから書く「オイルヒーターは暖まらないのか?」の体験談はメーカーに関わらず、オイルヒーター全般に共通することだと思います。
オイルヒーターは暖かいのか?
さて、さっそくこの一番気になる点についてなんですが、結論から言うと、
オイルヒーターで暖まるかは使用環境によって全然違います!
ちなみに、
わが家の場合は期待していたほど暖まらなかった
というのが私が実際にオイルヒーターを使ってみて感じた率直な感想です。
オイルヒーターを使った状況となぜ暖まらなかったのかを詳しく説明しますね。
私のオイルヒーターの使用環境
私の家の環境をざっと上げると
・居室とそれ以外のスペースの間にビニールカーテン、ドレープカーテンで仕切りあり
・居室は2面採光(南に大きな窓、東に中くらいの窓)
・鉄筋コンクリート
・窓を閉めるとかなり静かで気密性はわりと高い
・東京23区内
という感じです。
今は在宅で仕事をしているので家にいることが多く、朝8時ごろから深夜0時くらいまでが活動時間です。
オイルヒーターを使ってみた感想
オイルヒーターのメリット、デメリットと思うほど部屋が暖まらなかった理由を書いていきますね。
確かに日向ぼっこの暖かさ
使ってみてまず思ったのは確かにオイルヒーターをつけると周りはじんわりと暖かくなるんですよ。
オイルヒーターの真上には暖かい上昇気流の風みたいなのがやんわりできるものの、エアコンのような風は出ないし、空気も乾燥しにくい、空気も汚れない、音もしない。
オイルヒーターの宣伝や口コミには
太陽の日差しによって暖められたように部屋全体がぽかぽかする
というのをよく見かけるんですが、まさにその通りです。
オイルヒーターの仕組み
なぜこういう優しい暖かさを感じられるかというと、オイルヒーターならではの仕組みのおかげです。
オイルヒーターはフィンの中のオイルを電気で暖めることで、フィン自体が熱を発します。
暖められたフィンと室内の空気の温度差で空気の自然な流れができたり、フィンから発せられる輻射熱によって、じんわりと部屋を暖めるんです。
部屋全体を暖めるパワーはない
でも、私の8畳の部屋を全体的に暖めてくれるパワーはありませんでした。
その一番の理由は冷気が多すぎたこと。
オイルヒーターはもともと機密性の高いヨーロッパの住宅で使われていた暖房器具です。
なので、寒冷地でも外からの空気や冷気が部屋に入ってこなければ部屋を暖めることができる(らしい)。
私の部屋も鉄筋コンクリートだし機密性はわりと高め、なんですが、
部屋に窓が多く、居室と玄関が近いという弱点がありましたorz
ちなみに部屋のカーテンはビニールコーティングの断熱遮光カーテンとレースカーテンの2重、居室スペースと玄関の間にも仕切りを作っています。
それでも、朝晩は冷気が大量に流れ込んでくる。
こうなると、オイルヒーターだけで8畳の部屋を暖めるのは不可能です。
ちなみに、
オイルヒーターをマックスに設定にしても朝晩は室温が12~18℃までしか上がらないという悲劇・・・
仕切りの向こうの台所から居室に戻ってくると確かに部屋全体がじんわりと暖かいのだけど、12℃ではとうてくつろげない。
なので、上は4枚重ね着+ウルトラライトダウン、下はスパッツと裏起毛の暖パンという防寒スタイルで過ごしています。
オイルヒーターは保温のための暖房機器
で、こう書くとまるで「オイルヒーターってぽんこつ」って感じに見えるかもしれないんですが、そもそものオイルヒーターを使う目的がちょっと違ったんですよね。
オイルヒーターは部屋を暖めるもの、というより、部屋の温度を下げないようにするもの、という感じ。
オイルヒータは保温のためのもの、と実際に使ってみてよくわかりました。
オイルヒーターはエアコンとかファンヒーターと違って空気を暖めるものではありません。
輻射熱で壁や床や家具を暖めて空間を暖かく保ったり、そこから放射される赤外線で間接的に体を温める暖房器具なんです。
ちなみに、
うちは南向きなので日中はものすごく日差しが入るんですよ。
なので、本物の太陽光で室内が暖められるんですが、その室温を一定時間キープするという使い方ならオイルヒーターはいい働きをしてくれている気がします。
夕方過ぎると冷気が流れ込むのでいっきに冷えますが^^;
朝布団から出る時が寒すぎる
あと、これもオイルヒーターの特徴なんですが、オイルヒーターで部屋を暖めるのには時間がかかります。
電源を入れる→オイルヒーターの本体が温まる→部屋が暖まる、という順番なので。
環境にもよりますけど、部屋が暖まるまで30分~1時間ぐらいかかります。
なので、朝起きてオイルヒーターのスイッチを入れてもエアコンやファンヒーターのようにすぐには暖かくなりません。
結果、オンタイマーを設定していない場合は極寒の中起き出すか、布団の中で1時間待機になります笑
オイルヒーターを使ってみた結論
まず、オイルヒーターを居室のメイン暖房にするのは難しい気がします。
オイルヒーターはエアコンや灯油・ガスストーブなどとは全く別物です。
トイレや脱衣所、小さめの寝室など狭いスペースならオイルヒーターだけでも暖をとれるかもしれないですが、8畳のワンルームをぽかぽかに暖めるのは無理でした。
ただ、オイルヒーターには空気が乾燥しないとかホコリが舞わないとかメリットもあります。
なので、広いスペースを暖めたい時の使い方としては他の暖房器具との併用がおすすめです。
エアコンやファンヒーターなどでまず部屋を暖めて、その室温をキープするのにオイルヒーターを使うというのがいいんじゃないかと思いました。
というわけで、私はオイルヒーターに続いてセラミックファンヒーターを購入しました↓
▼セラミックファンヒーターで部屋全体は暖まる?広さや電気代は?【体験談】
▼アイリスオーヤマセラミックファンヒーターPDH-1200TD1-Wのレビュー
コメントフォーム