セラミックファンヒーターで部屋全体は暖まる?広さや電気代は?体験談
エアコンの代わりにセラミックファンヒーターで部屋を暖められないか試しみた体験談です。
今回使ったのはアイリスオーヤマのセラミックファンヒーターで8畳対応のものを一人暮らしの8畳のワンルームで使ってみました。
実際に試してわかったセラミックファンヒーターの暖かさや、私の正直な感想がこちらです。
セラミックファンヒーターで部屋全体を暖めることはできる?
まず、私のセラミックファンヒーターの使用環境を説明しますね。
・鉄筋コンクリートのマンション
・一人暮らし向けの8畳のワンルーム
・玄関、キッチン、トイレ、お風呂などがあるスペースと居室の間にカーテンで仕切りをしている
部屋にエアコンはあるんですが、前の住人のタバコの臭いがついていてエアコンを動かすと嫌な臭いがするのでエアコン以外の暖房で部屋を暖めることを考えました。
で、今回試したのがセラミックファンヒーター。
使ったのはアイリスオーヤマのPDH-1200TD1-Wという機種です。
PDH-1200TD1-Wのレビューはこちらに書いています↓
▼アイリスオーヤマセラミックファンヒーターPDH-1200TD1-Wのレビュー
このセラミックファンヒーターは適用床面積がコンクリート住宅で8畳ということで、条件としてはわが家にぴったりでした。
で、
部屋全体を暖めることができたのか?実際に使ってみたセラミックファンヒーターの効果はというと、
全く暖まらないわけではないが、非常に難しい
という感じです。
スイッチを入れるとセラミックファンヒーターはすぐに温風が出るし、嫌な臭いもしません。
ガスや灯油を補充することなく、電源をコンセントにさすだけで使えます。
ただ、セラミックファンヒーターの仕組みは本体に内蔵されたセラミックが発熱してそこに風を送ることで温風が出るというもの。
つまい、セラミックファンヒーターはいってみればちょっと大きいドライヤーみたいなものなんです。
同じファンヒーターでもガスや灯油を使ったものとは暖房能力が全然違います。
なので、部屋全体の暖房となるとセラミックファンヒーターだけだと暖まらないし寒いです。
セラミックファンヒーターで暖まる部屋の広さは?
私が今回購入したアイリスオーヤマのセラミックファンヒーターは最大消費電力が1200Wで、適用範囲はコンクリート造りなら8畳です。
が、
実際に使ってみると暖かさを感じられるのはセラミックファンヒーターの前の1~2mの範囲だけでした。
そこから外れた場所の部屋の空気は冷たいまま。
もちろん、セラミックファンヒーターをずっとつけっぱなしにしているとわずかには部屋の温度が上がります。
カーテンで区切ったキッチンスペースから居室スペースに戻ってくるとほんのり暖かさを感じるくらい。
でも、部屋全体が暖かく快適に過ごせるかというとそこまでは暖かくなりません。
また、寒い冬の朝にセラミックファンヒーターのスイッチを入れて1時間以上動かしても部屋の温度はほぼ上がりませんでした。
あと、セラミックファンヒーターが暖かいのは温風を出している時だけなのでスイッチを切ったとたんに極寒に戻ります。
じゃあ、実際にセラミックファンヒーターで暖められる部屋の畳数はどれくらいなんだ?というと、
2畳くらいなら暖められる
というのが私の実感です。
なので、セラミックファンヒーターは脱衣所やトイレのような狭いスペースをすぐに暖めたい時には向いてます。
あと、意外と良かったのが台所!
わが家の台所は部屋の北側にあり、キッチンスペースのすぐ横が玄関なので冷気が流れてきてものすごく寒いんです。
そこでセラミックファンヒーターを使ってみたところ、思いのほか快適になりました。
隙間風もあるしキッチン全体が暖まることはないんですが、足元が暖かいだけで極寒の台所に立つ苦痛が激減します。
あと、キッチンの廊下が狭く、流しの下の扉に温風があたると暖かい風が上にあがってくるので体もわずかに暖かさを感じられます。
こんな感じで、
セラミックファンヒーターは狭い場所で使うのに向いているので、
6~8畳の部屋で使うなら範囲を限定して使うのがおすすめです。
私は家でデスクワークをしてるので、セラミックファンヒーターで机の下だけ暖める、ということにしました。
そこで、その場所を効率よく暖めるために私は次の3つのことをしました。
①温風が逃げないように部屋を区切る
8畳の部屋でセラミックファンヒーターを使うと温風がどんどん流れていってしまいます。
そこでまずは自分がいつもいるデスクまわりの2畳分ぐらいのスペースをこんな感じで囲いました↓
部屋を区切るのに使ったのは100均のダイソーで売っている仕切りです、材料や使い方の詳細はこちらに書いています↓
▼ダイソーの組み立てラック半透明パネルで部屋の囲いを手作り【画像】
あと、椅子の後ろからセラミックファンヒーターで風を送ると机の横のこのスペースから温風が逃げていくことがわかりました↓
なので、ダイソーで薄手の目隠し布を買ってきて
机の横に貼って隙間を埋めました↓
これでセラミックファンヒーターの温風が机の下に溜まり、そこから椅子を通って上にあがっていくという流れをつくることができました。
②ひざ掛けでさらに温風をキャッチ
あと、椅子に座る時に毛布など厚手のひざ掛けを脚にかけることで足元にさらに狭い囲われたスペースを作ることができます。
こうすることで温風がかなりしっかりと足元に溜まるようになるんですが、セラミックファンヒーターは足元目掛けてつけると本当にそこだけ天国になります♪
③隙間風対策をする
そして最後に重要なのが部屋の隙間風や寒さ対策です。
部屋に流れ込む冷気をできるだけ防ぐことでセラミックファンヒーターの暖かさを感じやすくなるし、部屋全体を暖める効果も少しは高まります。
部屋の隙間風、寒さ対策としては
▼窓にプチプチを貼る
▼カーテンで窓からの冷気をシャットアウト
▼カーペットの下にアルミシートを敷く
▼隙間テープを活用
▼居室とキッチンスペースの間にビニールカーテンを設置
このあたりを実践しました。
リンク先に詳しいやり方や使った100均アイテムなどを紹介しているので参考にしてみてくださいね。
セラミックファンヒーターで部屋全体を暖める時の電気代は?
セラミックファンヒーターで部屋全体を暖めようと思った時に気になるのが電気代ですよね。
セラミックファンヒーターはメーカーに関わらず、消費電力でだいたいの電気代が決まっていています。
運転モードにもよりますが、
セラミックファンヒーターの一時間の電気代は16円~34円くらい、
1200Wなら34円が目安です。
ちなみに、エアコンの暖房の電気代はというと、使う機種にもよりますが最近の機種なら1時間あたり5~10円程度とかなり安めです。
セラミックファンヒーターとエアコンの電気代を比べるとかなり割高で、セラミックファンヒーターだけで暖をとろうとすると電気代は高くなります。
もし在宅ワークとかでずっと家にいてセラミックファンヒーターを一日中つけっぱなしにしたら、セラミックファンヒーターだけで1日の電気代が340円になってしまいますからね^^;
というわけで、
暖房効果としても電気代としても、セラミックファンヒーターはできればエアコンなど他の暖房機器と併用した方がいいですね。
エアコンで部屋全体を暖めて、足元が寒い時だけセラミックファンヒーターを使うとか。
あと、脱衣所やキッチンなど狭い場所で短時間使うという使い方がおすすめです。
セラミックファンヒーターの暖かさまとめ
セラミックファンヒーターはすぐに温かい風が出てきますが、暖かいのはファンヒーターの前だけで、残念ながら部屋全体は暖められませんでした。
8畳の部屋でも部屋を小さく区切ればセラミックファンヒーターだけで暖かく過ごすこともできなくはないです。
ただ、朝晩の冷えこむ時間が辛いのと、電気代がかなり割高になるのがネックです。
ちなみに、セラミックファンヒーターの前にオイルヒーターも試したんですが、この2つだったらセラミックファンヒーターの方が暖かいです。
オイルヒーターについてはこちらに詳しく書いています↓
▼オイルヒーターは暖かいのか?実際に使ってみて後悔した点【体験談】
▼アイリスオーヤマオイルヒーターIWH-1210K-Wを使ったレビュー【画像】
コメントフォーム