タバコの臭いは換気で消える?部屋の効果的な換気方法と窓一つの場合
部屋のタバコの臭いを消す方法を調べているとよく出てくるのが「部屋の換気をする」という方法。
確かに、部屋の中のタバコの嫌な臭いを追い出して、外から新鮮な空気を入れたほうがいい気はします。
でも、そんなことで部屋に染みついたタバコの臭いが本当に消えるのか?って思いますよね。
そこで、引越し先の賃貸マンションの部屋がタバコ臭かった時に私が実際に試してみて感じた換気の消臭効果がこちらです。
<目次>
タバコの臭いは換気で消える?
部屋のタバコの臭いを消す方法を探していると「部屋の換気」は必ず出てきますよね。
でも、あの強烈なタバコの嫌な臭いが換気くらいで本当に消えるのか?と思ってしまうのが正直なところ。
そうは思うものの、
引越し先の部屋が前の住人のタバコのにおいで臭くって、新居のタバコ臭を何とかしたい!!と思っていた私は藁にもすがる思いだったので換気も試してみました。
タバコの臭い消しのために換気を試してみてわかったこと、それは
長年染みついたタバコの臭いを除去する効果はあまりない
ということでした。
どういうことか、詳しく説明しますね。
まず、
タバコの臭いを換気で消せるのは、今まさに部屋でタバコを吸っているという場合です。
喫煙者の友達が家に遊びにきて部屋でタバコを吸われてしまった!なんていう時は即効で換気したほうがいいです。
部屋の空気を外に流すことでタバコの臭い成分を屋外に排気して、部屋の中にタバコの臭い成分が染み付くのをできるだけ防ぎます。
一方で、
前の入居者が喫煙者でそのタバコの臭いが部屋に残っているという場合。
残念ながら、このタバコ臭を取り除くのに換気はあまり効果がありません。
なぜかというと、ずっと残っているタバコ臭というのはタバコの臭いの元が部屋のあちこちに付着していてそこから臭ってくるからです。
タバコには数千種類の化学物質が含まれていて、それが混じりあうことであの嫌な臭いを作り出しています。
さらに、タバコの臭い成分の大きさは0.1マイクロメートル程と超極小、なのでどこにでも入り込んでしまうし、木や壁紙などの素材の中にまで染みこんでしまいます。
だからタバコの臭い成分を一度吸着してしまうと自然に消えることはまずないんですよ。
タバコの臭いの原因や性質についてはこちらに詳しく書いているので参考にどうぞ↓
▼タバコの臭いの原因はこれ!ヤニとは?部屋のタバコ臭い場所はどこ?
なので、タバコの臭いが染みついた部屋で換気をすると一時は部屋の中が外から入ってきたいい空気にかわります。
でも、時間が経てばまた室内にこびりついた臭いの元からタバコの臭いがしてきてしまうんですよね・・・
なんていうか、部屋の中にカレーを置いたまま窓を開け閉めしているのと同じイメージです。
だから、賃貸のマンションやアパートの部屋がタバコ臭いのを取り除きたいという時は
・壁や天井のクロスを張り替える
・家中を徹底的に掃除する
ということが必要になります。
効果的な部屋の換気方法
ただ、タバコを吸わない人にとっては毎日過ごす部屋がタバコ臭いというのは気持ち悪いし本当に嫌ですよね。
空気を入れ替えないとますますタバコの臭いが部屋にこもったままになってしまいます。
なので、根本的な解決にはならないですが、こまめに換気をして室内の汚れた空気を外の新鮮な空気に入れ替えた方が気分よく過ごせます。
そこで、効果的に部屋の換気をするためのポイントを紹介しますね。
部屋の空気がこもる場所を開けておく
タバコの臭いを消すために換気をする時は室内で空気が溜まりやすい場所を開けておくというのが大切です。
例えばクローゼットやキッチン収納、シューズボックスなど。
タバコの臭いはほんのちょっとの隙間からどこにでも入り込みます。
が、クローゼットなどは空気の出口がないので中に臭いが溜まってしまうんです。
なので、空気がこもりやすいところに外からの空気を流すことで溜まっていた臭いを追い出すことができます。
ただ、これは中途半端にやると部屋の中に余計にタバコの臭いを広げることになってしまいます。
なので、入居前の家具を入れる前や、窓を全開にして思いっきり換気ができる時にやった方がいいです。
24時間換気システムで換気する
わりと新しい賃貸マンションだと24時間換気システムがついている部屋も多いです。
24時間換気システムというのは吸気口から外の空気が入ってきて排気口から出ていくという仕組みで、窓を開けなくても換気ができます。
部屋の広さにもよりますが、24時間換気システムを使うとだいたい1時間で部屋の半分くらいの空気が入れ替わるといわれています。
24時間換気システムがついている部屋では常に空気を循環させることができるので、部屋の臭いが気になる時は在宅中はもちろん、出かけている時もずっとつけっぱなしにしておくようにします。
24時間換気システムはつけっぱなしにしてそれほど電気代はかかりません。
窓を開けて換気する
換気といえば窓を開けての空気の入れ替えですよね。
窓を開けて換気する時にポイントになるのは空気の流れをつくることです。
空気が入ってくる場所と出て行く場所を作ることでスムーズに部屋の中の空気を入れ替えられます。
空気の入り口と出口が離れていた方が空気が流れる距離が長くなるのでより効果的です。
なので、2面採光など窓が複数ある場合は2つの窓を両方開けるようにします。
できれば少しでも距離を離して、開いている窓どうしが対角線の位置になるようにできるといいです。
部屋の換気で窓一つの場合のやり方
ただ、一人暮らしの部屋の場合は窓が1つしかないということもありますよね。
そういう部屋でも効率よく換気するために工夫できることがあります。
玄関のドアを開ける
1Kやワンルームで居室に窓が1つしか無い場合は玄関のドアを開けると部屋中の空気をいっきに入れ替えることができます。
といっても、玄関のドアは開け放たなくて大丈夫です。
ドアチェーンなどをした状態でドアが閉まらないように何か挟んで少し開けておくくらいで十分です。
台所の換気扇を使う
台所のレンジフードは換気力が強いので短い時間でも空気を入れ替えることができます。
換気扇は部屋の中の空気を吸い上げて室外に排気するので、換気扇をつける時に窓を開けておくと外から空気が入りやすくなります。
扇風機やサーキュレーターを使う
扇風機やサーキュレーターを使って空気を出す方法もあります。
部屋の窓を開けたら窓の方に向けて扇風機やサーキュレーターを置きます。
窓の外に向けて使うことで部屋の空気が室外に出ていくようにします。
あと、窓が小さかったり、窓がないような部屋の場合は玄関のドアを開けて外に向けて扇風機やサーキュレーターを使います。
タバコの臭いを換気で消せる?まとめ
ちなみに、換気は時間よりも回数を多くしたほうが効果的で、1時間に1回10分の換気をするよりも、1時間に5分の換気を2回するほうが効果があります。
でも、賃貸の部屋に染みついたタバコの臭いの場合は換気だけではとれないので、結局私は部屋中を徹底的に掃除することで部屋のタバコ臭をとりました。
タバコの臭いの掃除のコツや、効果を感じた洗剤、消臭剤についてはこちらにまとめたので参考にどうぞ↓
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