ハッカ油の虫除け効果と使い方を解説!原液を使ってもいいの?
ハッカ油の虫除けって本当に効果あるのかな?と思うこと、ありますよね。
実はハッカ油で虫除けするにはちょっとしたポイントがあって、それがわかっていないと効果がなくなってしまうんです!
ということで、ハッカ油の虫除け効果と使い方の注意点などをまとめておきますね。
PICK UP【保存版】ハッカ油の使い方や注意点、失敗しないための基本まとめ
<目次>
ハッカ油とは
春から夏にかけての虫の多い時期は虫除けアイテムが必須!
なんですが、市販の虫除けを使いすぎると薬剤が体に悪そうでちょっと心配ですよね。
その点、ハッカ油の虫除けは天然成分なので安心だし、市販の虫除けみたいな薬の嫌な臭いがしないのも嬉しいところ。
でも、はじめてハッカ油を使う時は「そもそもハッカ油って何?」という人も多いですよね。
ハッカというのはハーブのミントの品種の1つで、「はっか」というのは日本での呼び名です。
漢字では「薄荷」と書きます。
ハッカはメントールという成分のスーッとした清涼感のある香りが特徴で、歯磨き粉や湿布、ガムやアメなどいろいろなものに使われています。
日本では北海道の北見がハッカの一大生産地で、世界的にも有名です。
で、ハッカの葉を蒸留、精製してエキスを抽出したものがハッカ油になります。
つまりハッカ油はアロマのエッセンシャルオイルと同じです。
ハッカ油の虫除け効果
ミントやハッカのあのスーッとした匂いは人にとっては清涼感のある爽やかな香りです。
でも、虫はこの香りを嫌います。
ハッカやミントは虫が嫌がる匂いを放つことで虫に食われないように自分を守っているんですね。
そのため、ハッカ油の虫除けではこの
ハッカ独特の香りを活用するのがポイントです。
ハッカ油の虫除け効果がある虫は?
実はハッカ油はすべての虫に効果があるわけではないんです。
ハッカ油の効果がある虫
ハッカの香りを嫌う虫をざっとあげると
、ムカデ、ゲジゲジ、蜂、蜘蛛
などなど。
蚊は人の汗のにおいに反応してよってくるので、ハッカ油の虫除けを使うことで蚊を遠ざけつつ、汗のにおいを隠すこともできます。
また、部屋の中にいるダニに対してはハッカ油がかなり効果があると言われています。
ゴキブリも柑橘類や強いハーブの香りを嫌うのでよせつけない効果が期待できます。
気になるゴキブリへのハッカ油の効果についてはこちらに詳しく書いているので参考にどうぞ↓
ハッカ油の効果がない虫
たくさんの虫が嫌がるはっか油の香りなんですが、蓼食う虫も好き好き、実はハッカ油のにおいを好む虫もいます。
それがシバンムシ。
その他にもバッタやアブラムシ、てんとう虫なんかはハッカ油を嫌うということはありません。
ハッカ油は蜂が寄ってくる?
あと、ハッカ油で賛否両論が分かれているのがハチへの効果です。
人によってはハッカ油は蜂を呼び寄せてしまうので屋外やアウトドアでの虫除けには使わないほうがいいとしています。
ただ、北見のハッカ専門店によると
とのこと。
この点は私もいろいろ調べてみたんですが、絶対これが正しい!という答えが見つけられず・・・
ちなみに私はハッカ油の虫除けを使ってもハチが寄ってきたということはないです。
でも、心配な人はハッカ油は室内での使うだけにしておいたほうが安心かもしれません。
ハッカ油の虫除けとしての使い方
はっか油の使い方としてはハッカ油スプレーが有名ですが、その他にも使い方があります。
重曹や水などに垂らす
布袋や、お茶を入れる不織布の袋などに重曹を入れてハッカ油を数的垂らすことで虫除けになります。
これをクローゼットや衣装ケースの中に入れたり、虫の通り道になりそうなところに置いておきます。
また、ココットや空き瓶など小さな容器に水を入れてハッカ油を垂らすことでにおいを漂わせて虫除けにできます。
これも虫の侵入経路に置いておきます。
詳しい使い方は場所や目的によってちょっとずつ違うので置き型のハッカ油の虫除けについてはこちらも参考にどうぞ↓
ハッカ油スプレー
ハッカ油を精製水や無水エタノールで薄めてスプレーにすることで肌に直接吹きかけることができるようになります。
また、網戸など虫がとまりやすいところにスプレーなど虫除け対策するにも便利です。
実際にはっか油スプレーを手作りしてみた体験談や感想はこちら↓
洗濯の時に垂らす
洗濯物に虫がつくのを防ぎたいという時は洗濯する時にハッカ油を数的垂らしておくという手もあります。
ただ、入れすぎると洗濯機がベタついたり故障の原因になるので気をつけてくださいね。
ハッカ油の虫除け使い方の注意点
はっか油は天然の虫除けとして人気ですが、気を付けないと肌荒れなどを起こしてしまうなど、注意が必要なこともあります。
ハッカ油は刺激が強い
最初にお話しましたが、ハッカ油はアロマオイルと同じです。
肌に使う場合は刺激が強く人によっては肌荒れや痛みがでることもあります。
なので、ハッカ油スプレーを使う時はまず腕の内側などにスプレーしてパッチテストをしてから使うようにします。
ハッカ油の原液は使わない
ハッカ油の虫除けは香りが強ければ強いほど虫除け効果が高まるので、ハッカ油の原液をそのまま使おうとい人もいるのですがこれは危険です。
ハッカ油の原液が肌につくと赤みや痛みが出てしまうことがあります。
ハッカ油の原液の体への影響についてはこちらに詳しく書いているので参考にどうぞ↓
また、フローリングの床や壁、衣類にハッカ油の原液をスプレーするとシミや汚れになるので気をつけてくださいね。
妊婦、赤ちゃん、ペットは避ける
ハッカ油は湿布やリップクリーム、食品などにも使われる天然成分なので基本は安心して体に使えるものです。
なのでハッカ油はきちんと薄めていれば肌に使っても大丈夫ですが、避けたほうがいい場合もあります。
それが妊娠中の人や1歳以下の子ども、ペットなどです。
赤ちゃんは肌が弱いと肌荒れを起こしてしまう可能性があります。
ハッカ油が消化器系のトラブルを引き起こして下痢や吐き気を起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
赤ちゃんのハッカ油の虫除けについてはこちらに詳しく書いています↓
また、犬や猫などにはハッカ油は刺激が強めなので使わないほうが安心です。
ハッカ油の虫除けは持続時間が短い
ハッカ油の虫除け効果が持続するのは香りが続いている間だけです。
そのため、ハッカ油の虫除け効果の持続時間は1~2時間くらい。
こまめにスプレーしなおさないと虫除け効果がなくなってしまいます。
置き型の虫除けにする場合もこまめにハッカ油を足す必要があります。
ハッカ油スプレーは使用期限が短い
ハッカ油スプレーにしてハッカ油の原液を薄めた場合は時間が経つとともに虫除け成分がなくなっていってしまいます。
なので、ハッカ油スプレーは作ってから1週間以内に使い切るようにします。
効果を感じたいなら3日以内などより短いほうが効果的です。
そのため、ハッカ油スプレーはい1回に大量に作りおきせず、小さな容器でこまめに作るようにします。
ハッカ油で容器が溶ける
ハッカ油にはプラスチックのポリスチレンという素材を溶かしてしまう性質があります。
なので、ハッカ油を入れる容器を選ぶ時は注意が必要。
ポリエチレン素材やガラス、陶器などを使うようにします。
ハッカ油の虫除けの効果と使い方まとめ
ハッカ油は天然素材ということで市販の虫除けアイテムに比べると虫除け効果が短かったり、手間がかかったりします。
でも、体に優しく安心して使えるので肌につかう虫除けとしては重宝します。
自分でも簡単に作れるし、材料が安くたくさん作れるのでハッカ油の虫除けはコスパもいいですよ!
はっか油を初めて使うという方はこちらも参考にどうぞ↓
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