寝室の臭いの原因と対策!朝起きて部屋が臭い時はここをチェック!
寝室は一日の疲れをとって体を休めるのに欠かせない場所。
なのに、その寝室がなんだかにおうとなると体どころか気持ちも休まらないですよね。
また、ちゃんとお風呂に入ってから寝たのに朝起きるとなんだか部屋がおじさん臭いと感じることも!?
女性の一人暮らしだとちょっと受け入れがたい事実ですが、寝室の臭いは放っておくとますますひどくなるので早めにケアするに限ります。
そんな寝室の臭いの原因と対策がこれです。
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<目次>
寝室の臭いの原因5つ
汗
寝ているだけでも体からは汗や皮脂が出ています。
しかも夜寝ている間にかく汗の量はなんとコップ1杯分!
その汗がベッドや枕、かけ布団など寝具に吸い込まれていきます。
布団が汗臭いのはそのせいか!と思ってしまいがちなんですが、実は汗や皮脂そのものにはほとんど臭いがありません。
でも、汗をそのままにしていると汗をエサにして雑菌が繁殖してしまい、その過程で嫌なにおいが発生してしまうんです。
そのため、汗を吸った寝具を放置するとどんどん臭いが溜まっていってしまいます。
体臭
布団やベッドなど寝具周りだけでなく、寝室全体が臭い場合は空気が臭っているということがあります。
寝室は寝て過ごす時間が長いのでその間は空気の入れ替えがありません。
また、朝起きて慌しく出かけてしまうと部屋の空気が入れ替わらず臭いが蓄積してしまうことがあります。
では寝室の空気を臭くする原因は何なのか?というと体臭の可能性が大きいです。
朝起きた時に部屋が臭いと感じる時はほぼ体臭が原因です。
加齢臭
体臭でまずニオイが強いのが加齢臭です。
加齢臭は自分では気がつきにくいため、知らないうちに寝室が加齢臭くさくなっているということがあります。
放置するとそのニオイが室内を漂い壁紙などに付着して壁紙まで臭くなってしまうこともあり、臭いが落ちなくなってしまうことがあります。
結婚していたり家族で暮らしていたりすると「旦那の枕が臭い!」「お父さんの寝室が臭い!」なんてことがよくありますよね。
いわゆる「おじさん臭」というやつです。
が、40歳前後になると女性でも加齢臭がしてくるので女性も安心してはいられません。
女性の一人暮らしでも寝室がおじさん臭いという残念なことが起こるんです・・・
歯周病などによる口臭
朝起きた時は口臭もきつくなっています。
寝ている間は唾液の量が減り、水も飲まないので口内が乾燥してしまい菌が増えてしまうからです。
さらに歯周病などお口の中にトラブルがある場合は口臭がきつくなり、「朝起きたときの口がドブ臭い」なんて感じる人もいます。
一時的に強くなる体臭
お酒を飲んだり、ニンニクなどにおいの強い食べ物を食べた翌日は体臭がきつくなります。
カビ
夜寝る時は部屋を閉め切り、換気もしないので部屋の中に空気がこもります。
また、ふだんから布団を敷きっぱなしにしたり、汗を吸った寝具の手入れしないでいると寝具や部屋の壁にカビが発生してしまうことがあります。
美容などを気にする女性の場合、加湿機での加湿のし過ぎもカビの原因になるので注意が必要です。
また、エアコンからカビ臭がする時は熱交換器の部分に繁殖したカビや雑菌が原因の可能性もあります。
食べ物やタバコ
飲食物やタバコは臭いが強いです。
寝る前に寝室に食べ物や飲み物を持ち込んで晩酌をしたり、タバコを吸ったりするとその臭いが部屋や寝具に残ってしまいます。
また、仕事帰りの飲み会などで自分のスーツなどにタバコや料理の臭いがつくと、一晩かけてそれが部屋に広がっているということもあります。
ペット
犬や猫などペットを飼っている場合は布団やカーペット、壁などにペットの臭いがついてしまっていることがあります。
寝室で臭いやすい場所
寝室でにおいの発生源になる可能性があるのは掛け布団や枕、シーツ、マットレス、カーテン、服、クローゼット、エアコン、壁や床、天井など。
特に布は臭いを取り込みやすく、一度臭いがつくとなかなか消えません。
中でも体に触れて汗を吸う寝具は要注意。
敷布団やマットレスなど大きい物は手入れしにくいですし、シーツなども毎日洗って干すのは面倒、放っておくと臭いの元になりやすいです。
また、寝室のカーテンやカーペットは手入れを忘れてしまうことが多く臭いが溜まりやすいです。
寝室の臭いを消す13の対策
寝具を変える
寝具を変える、というとものすごく大掛かりに聞こえますが、シーツや布団カバーを変えるだけで寝心地や汗の染みこみ具合が全然違ってきます。
例えば、薄いシーツを厚手のシーツに替えればシーツがしっかり汗を吸ってくれるので敷布団やマットレスに染みる汗の量を減らせます。
厚手のシーツは生地がしっかりしていて長持ちするので、1枚の値段は割高でもコスパを考えるとお得になります。
探せばお手頃で品質のいい厚手シーツもありますしね。
「シーツ1枚変えるだけでそんなに違う?」と思うかもしれませんが、実際にやってみると全然違います。
手頃な厚手シーツを使ってみた私のレビューも参考にどうぞ↓
あと、シーツは大きいので洗濯などふだんの手入れが面倒ということもありますよね。
そういう時はシーツの上に四隅をゴムで止めるだけでつけられるパッドを敷くという手もあります。
吸水パッドは汗を吸い取ってくれるもので、ふつうシーツの下に敷くものなんですが、シーツの上に敷くと寝汗をダイレクトに吸収してくれるのでシーツを洗う頻度を減らせますよ。
本格的な吸水パッドはなかなかいいお値段がしてしまうので、夏なんかは肌が触れるとひんやり感じられる冷感の敷きパッドを使うのもおすすめです↓
洗濯
寝室の臭いを消すためにはとにかく洗えるものを頻繁に洗うのが一番の対策になります。
週1で洗うもの
枕カバーやシーツ、パジャマなどはできれば毎日洗濯するのが理想、忙しくてできない場合はせめて週1回は洗濯するようにします。
洗濯の時に漂白剤を入れればいっしょに除菌もできて効率的ですよ。
大きくて洗うのが大変なシーツの洗濯のコツはこちら↓
▼シーツの洗濯頻度は?汚れやしわをなくす洗濯機での洗い方のコツ
数ヶ月に1回洗うもの
あと、布団の中でもタオルケットや毛布は肌に直接ふれることが多いのでこまめに洗うよにします。
毛布やタオルケットもたいていのものは洗濯機で洗えますよ↓
▼毛布を洗う頻度は?洗濯機での洗い方や干し方、ふだんの手入れのコツ
あと、寝室で意外と臭いを吸っているのがカーテン!数ヶ月に一度は寝室のカーテンも洗濯しましょう。
家でカーテンを洗濯する時のコツはこちらにまとめています↓
▼カーテンの洗濯頻度は?汚れやカビを落としつつ洗いすぎを避けるには
▼カーテンの洗濯機でしわにならない洗濯方法と干し方のコツ
▼通販で人気の格安レースカーテンを試してみたレビュー!遮熱や防視効果は?
年に1回洗うもの
家では洗いにくい厚手の掛け布団も半年か1年に一度くらいはクリーニングに出して中綿の汚れをとるようにすると寝室の臭いを抑えられます。
布団を干す
マットレスや掛布団など洗濯が難しいものは干すことで臭いを抑えます。
汗を吸った布団は晴れた日に1~2時間、外の風にあてて乾燥させたり、日光にあてれば消毒の効果も期待できますよ。
途中で布団を裏返して両面を乾かすのがポイントです。
臭い対策としては敷き布団やマットレスは1ヵ月に1回以上は干したいところです。
あと、梅雨など雨が多い時期は室内干しでも効果があります。
こういう布団干しもできる室内干し洗濯スタンドがあると便利です↓
ふだん床などについている面を空気に触れさせて乾燥させることが大切で、扇風機の風をあてるのも効果的です。
カビの発生を抑えたり消臭に役立ちます。
それから、布団の中でなかなか洗えないのが羽毛布団!
羽毛布団はクリーニング料金が高額だし、洗うと羽毛がダメになることがあるのでふだんのお手入れがとても大切です。
羽毛布団のふだんのお手入れやクリーニングについてはこちらに詳しく書いています↓
▼羽毛布団クリーニングの頻度は?汚れの原因とふだんの手入れの仕方
▼羽毛布団クリーニングの値段相場は?数千円の料金の違いはこれだった
▼【驚愕】羽毛布団クリーニングの水洗いで失敗!洗うとどうなる?
布団乾燥機
大きな布団やマットレスを寝室から出さずに湿気をとるなら布団乾燥機が便利です。
敷布団の上に布団乾燥機をセットし、その上に掛け布団をかけて布団乾燥機のスイッチを入れるだけ。
あとは乾燥機が勝手に温風を送り込んで布団の湿気が取っていきます。
布団乾燥機はダニ退治の効果もありますよ。
換気
換気を怠ると寝室に臭いが充満してしまうし、湿気が溜まってカビの発生にもつながってしまいます。
そこで、換気をして寝室にこもった臭いを部屋から出すのが大切です。
天気のいい日に部屋のドアや窓、クローゼットやタンスなど開けられるところを全部開けて換気をします。
窓と窓、窓とドアなど部屋の中のどこか2ヶ所を開けると空気の流れができて換気がスムーズにできます。
寝室の換気はできれば毎日30分以上するのが理想です。
臭いだけでなく湿気も追い出したい場合は1時間ほどかけて換気します。
空気清浄機を置く
寝室に窓がない部屋や、忙しくて時間がないなどで換気できない場合は空気清浄機を置くようにします。
空気清浄機で空気の汚れをとることで部屋の空気のこもりを解消できます。
特に寝室で飲食したり、喫煙する人は空気清浄機は必須アイテムです。
空気清浄機は臭いといっしょにハウスダストや花粉などのアレルギー物質も取り除いてくれるので寝室を清潔に保てます。
体臭のケア
体臭のケアではまず毎日お風呂に入って体を清潔に保つことです。
その時に加齢臭がでやすい部分をしっかりと洗うのがポイント!
加齢臭で枕が臭くなることが多いため、「加齢臭は耳に後ろあたりから出ている」と思われがち。
ですが、実は加齢臭が出ているのはそこだけではありません。
加齢臭の原因のノネナールという成分は皮脂腺から分泌された皮脂に混じってでてきます。
そのため皮脂腺が豊富な頭皮や胸、背中から出ることも多いです。
こういった部位を消臭・殺菌効果のあるシャンプーやボディソープを使って洗うと臭い対策に効果的です。
また、朝の口臭予防には寝る前の歯磨きやマウスウォッシュで口の中を清潔に保つのが大切。
定期的に歯医者さんに通って歯垢除去や歯周病予防をしてもらうことも口臭対策に役立ちます。
部屋に臭いをつけないようにする
食べ物やタバコの臭いはきついので、寝室に臭いをつけたくないなら寝室での飲食や喫煙は控えるようにします。
食べ物の袋などは寝室のごみ箱に捨てず、キッチンのふたつきのゴミ箱に捨てるようにします。
あと、夕飯より先にお風呂に入るならお風呂上りは寝る時とは違う服を着るようにします。
パジャマなどで食事をすると衣服に食べ物のにおいがついてしまうからです。
パジャマには寝る直前に着替えるようにして、脱いだ服はできれば寝室に置かないようにすると臭い対策としては完璧です。
服の臭いを消す
スーツやコートなど毎日着るけどすぐ洗わないものは寝室に持ち込むとものすごく臭いが目立ちます。
そのまま寝室に吊るしておくと部屋中に臭いが広がってしまうので、そういった服はなるべく臭いをとってからクローゼットにしまうようにします。
洗濯できない衣服の臭い取りの方法としては一晩ベランダに干したり、換気扇をまわしながら浴室に干しておくというのが簡単です。
また、入浴後の湿った浴室に臭いのついた衣服を10~20分吊るしておくと臭いがとれます。
水溶性の臭いが湿気に溶けたり、高温多湿でニオイ分子が揮発しやすくなるためです。
掃除
寝室の掃除もこまめにするようにします。
壁紙は臭いを吸い込みやすいのでたまに拭くようにします。
また、床には食べ物や飲み物、ホコリの汚れが落ちていたり、素足で歩くと足裏の皮脂がついていることも多いです。
そこで掃除機をかけ水ぶきするようにします。
あと、忘れてはいけないのがエアコンです。
時々フィルターなどのホコリを取り除き、エアコン内をきれいに保ちます。
エアコンの内部は自分では掃除ができないのでエアコンからカビ臭い風がでてくる時はエアコンクリーニングを依頼する必要があります。
何年も掃除をしていないエアコンをプロに掃除してもらうと真っ黒な水が出てきて驚きますよ。
除菌スプレー
カーテンやカーペットなど頻繁に洗えないものには除菌・消臭スプレーをしておきます。
毎日洗えないなら枕やシーツなど寝具の肌に触れる部分にもスプレーしておくと効果的です。
ただ、スプレーしすぎて湿ったまま乾かないと雑菌が増えたりカビの原因になるので気をつけてくださいね。
消臭アイテムを使う
寝室の臭いを消すには消臭アイテムを置くのも手です。
ただ、ここで大切なのが消臭アイテムの使い方をきちんと理解しておくこと。
消臭剤、脱臭剤、芳香剤など消臭アイテムには種類があり、それぞれ役割や効果が違います。
消臭剤
消臭剤は特定の臭いに対して化学反応を起こして臭いを消します。
製品によって対象としている臭い成分が違うので、そこに当てはまらない臭いは消せません。
お部屋の消臭アイテムだとこういったのが人気です↓
脱臭剤
脱臭剤は炭など臭いを吸着して臭いの原因成分を覆うことでにおいをとる効果があります。
ただ、脱臭剤は臭い全般をとってしまうので良い香りも消してしまいます。
これは冷蔵庫の臭い取りで有名なエステーの脱臭炭のリビング用のおしゃれバージョンです↓
芳香剤
最後に芳香剤ですが、芳香剤は臭いをとったり消すわけではなく、香りを出して臭いをごまかすだけのアイテムです。
そのため臭いが強いと芳香剤の匂いが混じって余計に臭うことがあります。
なので、芳香剤やアロマなどを寝室に置くなら部屋を清潔にして、臭いを消してからでないと意味がありません。
アロマではペパーミントやラベンダーの香りは消臭効果が高いです。
その他
このほかに家にあるものだとクエン酸水や重曹、緑茶、炭そのものなんかにも消臭や脱臭の効果を発揮してくれるものがあります。
ペットを洗う
ペットを飼っている場合は定期的にペットの臭いケアをしてあげることが寝室の臭い対策にもつながります。
塗れたタオルで体を拭いたり、シャンプーをしたり。
こまめにブラッシングをして汚れや抜け毛を取り除くことで通気性をよくすることでも臭いを軽減できますよ。
寝室の臭いまとめ
寝室の臭い対策では部屋に臭いを溜めないことが大切です。
寝具を清潔に保ったり、空気をこまめに入れ替えるなど毎日のちょっとした習慣で臭いを防ぐことができます。
寝る時しか使わない寝室ではちょっとした臭いがとても気になるので、臭いの強いものは持ち込まないようにするのもポイントですよ。
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エアコンの中にもカビが生えることがあります!
梅雨から夏にかけては高温多湿だし、冬も乾燥対策で加湿機を使ったり洗濯物の部屋干しをすると部屋の湿度が高くなるのでカビが生えやすいです。
カビの掃除は気をつけないと余計にカビを広げてしまうこともあるのでこちらも参考にしてみてくださいね↓
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