ハッカ油作り方。虫除けのレシピは?消毒用エタノールで代用できる?
ハッカ油スプレーや虫よけ、ゴキブリ対策、ハッカ油マスクなどハッカ油の使い方は様々。
それぞれハッカ油の使い方が違ってくるので、スプレーの作り方などを紹介しますね。
基本の作り方はどれもだいたい同じですが、分量や混ぜるものの違いで出来上がりが変わってきます。
自分がしたいハッカ油の使い方にあわせてチェックしてみてくださいね。
PICK UP【保存版】ハッカ油の使い方や注意点、失敗しないための基本まとめ
<目次>
ハッカ油の作り方
「ハッカ油の作り方」というとちょっと漠然としているんですが、
だいたいは「ハッカ油スプレーの作り方」や「ハッカ油の虫除けの作り方」を探していると思います。
ただ、もしかしたら本当にハッカの葉っぱからハッカ油を作りたいこともあるのかも?と思ったので、まずはその点についてお話しますね。
葉っぱからハッカ油を作りたい場合
市販されているハッカ油はアロマなどのエッセンシャルオイルと同じで、ハッカの葉のエッセンシャルオイルになります。
作り方としては水蒸気蒸留法といって、特殊な機器を使って成分を抽出しています。
なので、これを自分でやろうとするとまず蒸留ができる機器を揃えるところから・・・ということになってしまいます。
あと、水蒸気蒸留法でハッカ油を作る場合、ほんの少しのハッカ油を作るのにかなり大量の葉っぱが必要になります。
なので、市販のハッカ油のようなものを自分で作るのは正直難しいです。
で、
「ハッカ油の葉を混ぜ込んだオイル」というものなら自分で作れないこともないです。
ハッカやペパーミント350g、オリーブオイル200mlくらいの分量で、洗ってすり潰した葉をオイルに入れて45分ほど弱火にかけます。
冷まして瓶に入れて冷暗所で保管すればできあがりです。
ただ、
これはハッカの葉そのものが混じっているオイルなので市販のハッカ油のようなクリアなオイルにはなりません。
あと、かなり丁寧に葉っぱを洗わないと雑菌が混ざるので、衛生面でも心配な点があります。
なので、ハッカ油は労力やコスト、衛生面から考えて手ごろな市販品を買ってしまった方がいいと思います↓
ハッカ油スプレーなどを作りたい場合
「ハッカ油の作り方」というのが、ハッカ油スプレーや虫よけを手作りしたい、というとであれば用途によって作り方が若干変わってきます。
なので、1つずつ紹介していきますね。
虫除けのハッカ油作り方
ハッカ油の虫除けはスプレーと置き型タイプがあるんですが、ここではハッカ油スプレーの作り方について説明しますね。
ハッカ油の置き型の虫除けについてはこの後のゴキブリ対策のところに書きます。
ハッカ油スプレーの材料は
・ハッカ油 10~20滴ほど
・精製水 90ml
・無水エタノール 10ml
の3つを混ぜるのが基本です。
ハッカ油の分量は作る人によって違っていて、少ない人だと5滴くらい、多い人だと60滴入れるなんて人もいます。
ハッカ油の虫除けは香りで虫を寄せ付けないようにするので、ハッカ油をたくさん入れて香りを強くすれば理論的には虫よけ効果が高まります。
ただ、
ハッカ油の原液は刺激がとても強いので、入れすぎると肌荒れするなど心配な面もあります。
特に肌に直接かけて使うハッカ油スプレーは、はじめは5~10滴など少なめから始めてみて様子を見てハッカ油を調節した方がいいです。
ハッカ油の肌への刺激についてはこちらにまとめています↓
ハッカ油作り方は消毒用エタノールで代用できる?
ハッカ油を作る時の材料では無水エタノールを使うのが一般的なんですが、値段としては消毒用エタノールの方が安いんですよね。
なので、ハッカ油スプレーを消毒用のエタノールで作れないかな?なんて考えることもあると思います。
結論からいうと、
ハッカ油スプレー作りは消毒用エタノールでも代用できます。
無水エタノールと消毒用エタノールの違いは水分量で、それ以外はほぼ同じです。
無水エタノールは水分をほとんど含まないので濃度が濃いです。
無水エタノール(99.5%)
消毒用エタノール(76.9~81.4%)
ただ、今は消毒用品が売り切れ続出なのでどちらもなかなか買えないなんてこともあるかもしれません^^;
ハッカ油スプレーはエタノールなしでも作れる?
ハッカ油スプレーを作る時のエタノールってほんのちょっとしか使わないんですよね。
なので、はじめて試しに作る時なんかは買うのもったいないななんて思ってしまったり。
ハッカ油スプレーってエタノールなしで作れないのかな?と思うこともあると思います。
これは、できるできないで言ったら、
ハッカ油スプレーはエタノールなしでも作れます。
ただ、エタノールを入れないと水にハッカ油が溶けなくて分離してしまいます。
その名の通り、ハッカ油は油なので、そのまま水に入れてもまざりません。
そこでエタノールを入れてハッカ油を水に溶けやすくしています。
なので、ハッカ油と水が分離してもよければエタノールは無くても大丈夫です。
そのかわり、ハッカ油スプレーを使うたびにかなりしっかり容器を振って混ぜる必要があります。
私がエタノールなしのはっか油スプレーを作った時の体験談をこちらにまとめています↓
ハッカ油スプレーは水道水でも作れる?
精製水はそんなに高いものではないですが、長く保存がきくものでもないし、水道水で代用できないのかな?なんて思いますよね。
実はハッカ油スプレーは水道水でも作れます。
精製水というのは水道水に手を加えて水道水に含まれている塩素や不純物を取り除いた水のことです。
不純物が入っていないので肌が敏感な人でも刺激を受けにくく、手作りのコスメなんかにも使われます。
ただ、精製水には塩素が入っていないので開封すると雑菌が増えやすく、長持ちしません。
なので、ハッカ油スプレーにするならどんどん使わないと精製水を無駄にしてしまいます。
逆に、水道水には塩素が入っているので、ハッカ油スプレーが気持ち長持ちするというメリットがあります。
私が水道水でハッカ油スプレーを作った時の体験談はこちらにまとめています↓
ゴキブリのハッカ油作り方
ハッカ油はゴキブリ対策にも効果があると言われていますよね。
ハッカ油をゴキブリ除けに使う場合はさっき紹介したハッカ油スプレーをゴキブリの通り道にまたいあり、部屋を掃除するというのが1つの方法です。
あとはハッカ油を垂らした容器などを置いておく置き型の虫除けにして、トラッブとして置いておきます。
ハッカ油のゴキブリへの効果と、ハッカ油の置き型の虫除けについてはこちらに詳しく書いています↓
▼ハッカ油の虫除けの玄関での使い方と効果を持続させるコツ【体験談】
マスクのハッカ油作り方
ハッカ油はスーッとした香りが心地よく、清涼感もあるので夏のマスクの蒸れ対策に使いたいということもありますよね。
ハッカ油をマスクに付ける場合、スプレーを吹きかける方法とハッカの香りだけを移す方法の2つあります。
最初の方でも触れたように、ハッカ油の原液は刺激が強いし、水で薄めていても目や鼻の粘膜につくと痛みなどが出て危険です。
マスクにつける時もハッカ油スプレーの作り方は基本は変わりませんが、使い方には注意が必要です。
ハッカ油マスクについてはこちらに詳しく書いています↓
▼ハッカ油スプレーをしたマスクの効果。使い方や持続時間はどれくらい?
部屋の消臭のハッカ油作り方
ハッカ油には消臭効果があるので、部屋の消臭スプレーにしたり、薄荷スプレーを掃除に使って嫌な臭いを抑えるという人もいます。
ハッカ油スプレーの作り方は虫除け用のスプレーと同じです。
ただ、ハッカ油は油なので部屋の中にスプレーする場合は気を付けないと木材や布にシミができてしまうことがあります。
汗ばむ季節には洋服の消臭にハッカ油スプレーを使うこともありますが、その場合もシミができる可能性があるので注意が必要です。
ハッカ油スプレーによるシミについてはこちらに書いています↓
デオドラントスプレーのハッカ油作り方
ハッカ油の消臭効果を利用して夏は体臭を抑えるデオドラントスプレーとしてハッカ油を使う人もいます。
ハッカ油スプレーの作り方は虫よけのところで書いたものと同じです。
ただ、デオドラントスプレーは体に直接ふきかけるし、脇とか背中とか肌が敏感なところに使いたいこともありあますよね。
なので、虫除けスプレーよりもハッカ油の量を少なめにしておきます。
目安としてはハッカ油5滴くらいからはじめて、多くても10滴くらいまでにしておいた方が安心です。
ハッカ油作り方まとめ
ハッカ油は虫除けの他に、消臭したり、ひんやり感を楽しんだり、夏にはいろいろと使えるアイテムです。
ハッカ油スプレーもとても簡単に作れるし、一度材料を買ってしまえば一夏は使えるのでコスパもいいです。
ただ、気を付けなければいけない点もあるので、はじめての時はきちんと基本をおさえてから使った方が安心です。
ハッカ油の基本についてはこちらに記事をまとめているので、参考にしてみてくださいね↓
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