唇の乾燥対策を徹底解説!効果的な保湿ケアや荒れた唇への対処法
秋冬の空気の乾く季節になると毎年悩まされるのが唇の乾燥ですよね。
昔はちょっとリップクリームを塗るだけできれいを保ててた唇ですが、年を重ねるにつれてそれでは全然足りずカサカサ唇に・・・
そこでぷるぷる唇を取り戻すべく私がやってきた、すぐできる簡単な保湿対策や唇が荒れてしまった時の対処法がこれです。
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<目次>
唇が乾燥する原因
唇は皮膚ではなく粘膜
冬の唇の乾燥って本っ当に嫌ですよね、すぐカサカサになるしちょっと放っておくと赤く腫れたり切れてしまったり・・・
秋冬の空気が乾く季節はお肌のツッパリなんかも気になりますが、唇の乾燥はその比じゃない気がする。
そもそもなんで唇はこんなに乾燥するんだ?
と思い、唇の乾燥対策をする前にまずはその原因をしっかりと調べました。
で、唇が乾燥する大きな理由、それは
唇は皮膚ではなく粘膜だということ!
これ、私もよくわかっていなかったんですが、唇は口の中や消化器官からつながる粘膜の一部なんです。
なので、汗もかかないし皮脂をだす皮脂腺もありません。
お肌は汗や皮脂が表面を覆うことで保湿のためのバリアをはってますが、唇にはそれがないので放っておくとどんどん乾燥するんです。
また、唇の角質層はとっても薄く外からの刺激にものすごく弱いデリケートな部分ということもあって乾燥がすすむとすぐに荒れちゃうんですね。
唇を乾燥させる5つのNG習慣
唇をよく触る
そんなデリケートな唇は手やコスメアイテムが触れるといったちょっとした刺激にも敏感です。
なので、力強くこするなんてもってのほか!
唇が乾燥して乾いた皮がめくれてくるとついティッシュなどで強くこすってしまいがちですが、これは唇へのダメージがかなり大きいです。
また、皮がささくれ立っているのが気になってむいてしまうのもよくありません。
唇の表面を傷めることで乾燥がすすんでしまうし、唇にもともとそなわっているバリア機能も低下させてしまいます。
唇をなめる
唇が乾燥してるけどリップクリームがない!という時によくやってしまうのが唇をなめること。
唇が濡れて一瞬潤ったような気になります。
が!
実はこれは唇の乾燥をさらにすすめてしまうので逆効果なんですね。
というのも、唇についた水分をそのままにしておくと表面の水分は自然と蒸発します。
この時にもともと唇の中にあった水分までいっしょに奪ってしまうんです。
なので、唇をなめた後は余計に唇がカピカピしてしまいます。
リップクリームを塗らない
唇が乾燥してきているのにリップクリームを塗らなければ当然乾燥はすすみます。
といっても、唇の乾燥が気になっているのにリップクリームを塗らないということはまずないですよね。
でも、つい油断してしまうタイミングがあります。
それがメイクをする時。
口紅やグロスを塗るから大丈夫と思ってリップクリームを塗らずにメイクしてしまうと唇の乾燥がひどくなってしまいます。
口紅やグロスにはリップクリームのような保湿効果はないので、メイクをする時も下地としてリップクリームを塗るのが鉄則です。
唇が汚れている
唇の汚れは大きくわけて2つあります。
まず1つ目が食べ物などの汚れです。
唇に糖分や塩分が残ったままになっていると唇が乾燥したり荒れる原因になってしまいます。
食事をした後にナプキンなどで軽く抑えてすぐメイクをなおすという人は要注意!
できれば食後はウェットティッシュなどで一度しっかりと汚れを拭ったほうがいいです。
2つ目はメイクの落とし残しです。
口紅やグロスはキープ力を高めるために落ちにくくできているものも多いです。
最近はティントリップなど唇の角質を染めて長い時間きれいな色をキープする化粧品もありますよね。
そういったメイクが落としきれず唇に残っているとやっぱり乾燥や荒れの原因になってしまいます。
口呼吸
これはふだんからの習慣なので気づきにくい部分なんですが、鼻呼吸の人よりも口呼吸の人のほうが唇は乾燥しやすいです。
口で呼吸をすると息を吸ったり吐いたりする度に唇のそばを空気が通るので常に唇に風があたる状態になります。
さらに口呼吸をしていると口の中も乾燥してしまうので口周りの湿度を上げることができず乾いてしまいます。
なので、起きている時は口を閉じ鼻で呼吸するように心がけること。
また、寝ている時は無意識で口呼吸になってしまうのでマスクをして寝たり、こういった鼻呼吸を促すためのテープを使うのも手です↓
唇の乾燥を予防するおすすめケア
ここからはぷるぷる唇をキープして乾燥を予防するための唇の乾燥対策について紹介していきますね。
唇をスチームで柔らかくする
唇が乾燥して硬くなりはじめたり、カサカサしそうだなという時に唇を簡単に柔らかくできるのがスチームをあてることです。
唇にたっぷりとリップクリームを塗ってから温かい飲み物をいれたカップを口元にもっていき唇に蒸気をあてます。
蒸気の温かさと水分で唇をふやかすイメージです。
こうすることでリップクリームの保湿成分を唇の中に染み込ませやすくします。
スチームをあて終ったら唇にティッシュをあてて表面についている水分をオフ!
その後、もう一度たっぷりリップクリームを塗ります。
唇に水滴がついたままだと乾燥の原因になってしまうので気をつけてくださいね。
唇の角質を落とす
リップとマスクで角質を柔らかくする
唇がカサカサするというのは唇にいらなくなった古い角質が残っている証拠です。
不要な角質が残っているとリップクリームの保湿成分を一番外側のいらない角質が吸ってしまいしっかりと浸透しません。
そこで、まずは唇に残っている古い角質を落としてあげることが大事です。
簡単にできるのはリップクリームとマスクを使った方法。
唇に保湿力の高いリップクリームをたっぷり塗ってマスクをします。
マスクをすると自分の吐いた息がマスクの中に溜まるのでそこだけ湿度を上げることができ、唇を柔らかくするのに役立ちます。
唇のケアをする時はリップクリームは唇の輪郭から少しはみ出すくらいたっぷりつけるのがポイントですよ。
唇の表面が柔らかくなったら指にティッシュを巻いて唇を優しくリップを拭います。
あくまで優しく!力強くこすらないようにしてくださいね。
ちゃんとふやけていれば優しく拭うだけで余分な角質は落ちます。
唇の皮向けはハサミでカット
唇が乾燥していると皮がむけてささくれのようになってしまうこともありますよね。
この場合、むけた皮の先のほうは乾燥していても唇についている根元の部分はまだ柔らかい状態ということもあります。
それを無理やりむこうとすると思った以上に皮がむけてしまい唇が切れて出血してしまうこともあるので唇の皮はぜったいに向かないほうがいいです。
どうしても唇の皮向けが気になる時は眉カット用の先の反り返った小さなハサミを使って根元から慎重にカットします。
唇のスクラブケア
古い角質を落とすとなればスクラブも役に立ちます。
ただ、唇は刺激に弱くデリケートなのでスクラブ選びが重要です。
唇に使うスクラブは刺激が強くなりすぎないようにテクスチャーが緩いものがおすすめ。
また、ソルトなどに比べて肌への負担が小さく、角質を削り取る力がマイルドなシュガー系のスクラブが向いてます。
スクラブはお風呂の中やお風呂上りなど唇の角質が柔らかくなっているときに使うのがポイント。
できればお湯をひたしたコットンを唇に3~4分あててさらに唇の角質をふやかしてからスクラブを使うと効果的です。
スクラブを唇につけたら指で細かく円を描くようにクルクルとマッサージしていきます。
力を入れるとスクラブで唇に傷がついてしまうので優しくなでるくらいの力で十分ですよ。
ちなみに、唇のスクラブは市販のものの他に、ハチミツと砂糖を混ぜれば自分でも簡単に作れますよ。
唇をパックで潤す
唇の余分な角質を除去した後はパックをすることでよりぷるぷるの唇に近づけます。
蒸しタオル
家にあるもので簡単にできるのがホットタオルのパック。
ねっとりとした高保湿系のリップクリームをたっぷり塗って、その上からホットタオルをあてます。
私はワセリンを使うことが多いです。
唇の結構が良くなるし、温かさでリップの浸透がよくなりますよ。
タオルをあてる前に唇をサランラップで覆うと密閉されてさらに効果的です。
ホットタオルはハンドタオルを水で濡らし、ラップでくるんで電子レンジで1分加熱すれば簡単に用意できます。
唇用美容液
リップクリームの代わりに唇専用の美容液を塗るのもいいですね。
美容液を塗ってラップで覆って5分ほどパックします。
時々、顔用の美容液など肌に使うスキンケアアイテムで唇までケアしようとする人がいるんですがそれはおすすめできません。
肌と粘膜では敏感さが違うので顔用のコスメは唇には刺激が強いです。
はちみつ
唇用の美容液がない時はハチミツで代用するという手もあります。
ハチミツには唇の補修に役立つ成分が含まれています。
保湿力をアップさせるためにはちみつにオリーブオイルやワセリンを混ぜてパックにする方法もありますよ。
はちみつパックの感想や効果をよりアップさせるコツはこちらに詳しく書いているので参考にどうぞ↓
▼【実録】唇のはちみつパックの効果が侮れない!30代の唇に試した本音
唇のマッサージ
唇の乾燥を防ぐには唇にしっかりと栄養をいきわたらせて健康な唇を保つというのもポイント。
栄養は血の巡り運ばれてくるので、血行を促すための唇のマッサージをするのもいいですね。
簡単なのは指を使って唇をトントンと叩くこと。
優しくやりたいので力の入りにくい薬指を使います。
あわせて口のまわりを指の腹で優しく押して離すというマッサージもあります。
あと、手を使わずに口だけでマッサージすることもできます。
上下の唇をあわせて口の中に巻きこむようにして10秒キープ、その後パッと唇を離すと血行がよくなります。
一瞬で唇の赤みが増すのですぐに唇の色をよくしたい時にも使えます。
唇の乾燥を体の中からケア
唇は体の状態とも結びついているので唇の乾燥対策には体の中からケアするのも効果的です。
血行促進
マッサージのところでもお話しましたが、血流がアップすると唇に栄養を届けたり、逆に溜まった老廃物を流したりする働きがよくなります。
唇へのマッサージはピンポイントな方法。
体全体の血の巡りをよくするには体を温めるのが簡単です。
特にお腹周りを温めると全身の血行をよくできますよ。
粘膜を健康にする食事
唇は粘膜なので粘膜の働きを整える栄養素をとることで唇の健康をつくることができます。
栄養バランスのとれた食事をとるのはもちろん、特に意識してとりたいのがビタミンB2とB6です。
唇に効くビタミンについてはこちらをどうぞ↓
▼唇が切れるのを予防するビタミンをとった体験談を30代乾燥唇が語るわ
水分補給
唇が乾くというのは体の中が乾燥しているというサインでもあります。
そこで唇を潤すには水分をたっぷりとることも欠かせません。
特に唇が乾燥しやすい秋冬は気温が低く喉が乾かないので水分補給を忘れがち。
1回に大量に水を飲むとトイレに行きたくなって水分を体の外に出してしまうので、こまめにちょっとずつ飲むのがポイントです。
唇のメイクを落とす
唇のメイクの落とし残しは唇の乾燥はもちろん、荒れなどのトラブルにもつながるので気をつけたいところ。
口紅やグロスなど唇のメイクをした時はきちんとリムーバーで落とすのが大事です。
唇の乾燥の原因のところでもふれましたが、口紅は落ちにくいものが多いです。
なので、顔全体に使うメイク落としではなく、専用のポイントメイクリムーバーを使って先にオフするようにします。
コットンにたっぷりリムーバーをしみこませたら唇にあてて少し待ちます。
メイクとリムーバーが馴染むのには時間がいります。
早く落とそうと無理やりこすらないことが大事ですよ。
拭き取る時はコットンを唇の輪郭から内側に向かって動かします。
逆に内から外に動かすと口紅の汚れが肌のほうにはみ出してしまい口周りが赤く汚れてしまうことがあるので気をつけてくださいね。
コットンを縦に動かして唇のシワの間に入った汚れも忘れずに拭き取ります。
唇の乾燥に効くプチプラリップクリーム
今は本当にたくさんのリップクリームが売られているのでどれを使うか迷ってしまいますよね。
若くてぷるぷるの唇だった若かりし頃はどんなリップを使ってもちょっとのことでは唇が荒れることもなくそれなりに効果を感じられました。
でも、30代になると驚くほど唇の乾燥が気になる!
さらに縦じわも目立ち始める・・・
そうなってくるとリップクリーム選びは本当に重要、大事なのは保湿ケアの効果のあるリップクリームを選ぶことです。
リップクリームは色や香りだけで選ぶと保湿力に欠けることもありますからね。
かといって、リップクリームは毎日頻繁に使うものなのであまりに高価なものだと継続して行くのが大変。
そこで気になるのがプチプラだけど保湿できるリップです。
プチプラリップは本当にピンきりで、値段どおりのものもあればお値段以上の感動のクオリティーのものもあります。
とにかく自分の唇であれこれ試して自分にあうリップを見つけるのが大事です。
ということで、私が使ってみたプチプラリップの中で特に優秀と感じたのがこれ↓
▼【1000円以下】使って良かったプチプラリップクリーム3選!レビュー
あと、どれがいいかわからないという時はひとまずワセリンを使うのがおすすめです。
ワセリンは保湿力が高いのに加えて、刺激やアレルギーが少ないので荒れた唇にも使いやすいですよ↓
唇が荒れてしまった時の対処法
唇の乾燥がなかなかおさまらないと唇が荒れてしまうということもありますよね。
こうなると見た目がよくなかったり痛みがでたり、すごく気になるので早く解決したいもの。
唇の乾燥がよくならないのにはいろいろな理由があるのできちんと原因を見極めるのも大事ですよ。
体調からくる唇の荒れ
唇の同じところが何度も荒れるという時は体が弱っているというサインだったりします。
唇は口、食道、胃、腸と体の中の消化器官と直接つながっている部分。
なので、特に胃腸の働きが弱ったり食べすぎなどで胃腸に無理をさせると唇が荒れやすいです。
体が疲れていると胃腸の働きが鈍るので唇にも影響が出るということもあります。
乾燥がすすんだ唇の荒れ
口唇炎・口角炎
唇の乾燥がすすんで荒れ始めると唇が赤く腫れたり、唇が切れて血が出てしまったりすることもあります。
こうなってくるとただの乾燥や唇の荒れではなく口唇炎とよばれる状態になっていることも。
唇の端が切れる口角炎というのもあります。
口唇炎や口角炎は体の疲れや胃腸の不調でなることが多いので、体の調子が整えば放っておいても自然に治ります。
ただ、食べ物を食べる時に唇がしみたり、口を開けるたびに口角が裂けるとめちゃくちゃ痛いじゃないですか。
一刻も早く治したいと。
そういう時は一時的に医薬品のリップでケアしてあげるのがいいですよ。
ちなみに、私が医薬品のリップを使ったときの体験談がこちらです↓
▼唇の荒れにモアリップを使ってみたら効果が神だった!口角炎・口唇炎
その他の理由と対処法
唇の乾燥の体調以外の理由としてはこんなものがあります。
- 唇にあわないものを使っている
- 紫外線
- 刺激物
リップクリームや口紅、グロス、歯磨き粉など唇に直接触れるものが自分の唇にあっていないと乾燥をすすませて荒れの原因になることがあります。
この場合は今使っているものをやめて刺激の少ない自分の唇にあるアイテムにかえることが何よりの対処法です。
紫外線対策というと肌のケアを思い浮かべてしまいがちですが、実は唇も日焼けするしシミができることもあります。
なので、紫外線が強い季節はもちろん、ふだんからUVカット効果のあるリップクリームで唇の紫外線対策をしてあげると安心です。
強い塩分や香辛料、アルコールは唇には刺激になります。
こういったものを避けたり、唇についた時はすぐに水を飲んだりきれいに拭ったりするだけでも唇の状態はよくなりますよ。
唇の乾燥対策まとめ
長々とお話してきましたが、本気で唇の乾燥対策をしてみると唇って奥が深いなぁとしみじみ。
ちなみに唇はターンオーバーの周期が4~7日と肌に比べると格段に早いのでケアを始めると結果がわかりやすくてやりがいがありますよ。
ただ、唇はデリケートなパーツでもあるので荒れが長引くようであれば一度お医者さんに診てもらったほうが早く治るし安心です。
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